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ミャンマー野党幹部 国民のための政府つくる
12月2日 11時56分

ミャンマー野党幹部 国民のための政府つくる
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先月、ミャンマーで行われた総選挙で圧勝したアウン・サン・スー・チー氏率いる野党・NLD=国民民主連盟の最高幹部が2日、NHKの単独インタビューに応じ、円滑な政権移行に向けて軍や現政権との協議を進め、国民のための政府をつくりたいという考えを示しました。
ミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏の側近で、野党・NLDの広報担当を務める最高幹部、ニャン・ウィン氏は、外務省の招きで日本を訪れていて、2日、都内でNHKの単独インタビューに応じました。
この中でニャン・ウィン氏は、先月の総選挙でNLDが圧勝したことについて、「国民が長年待ち望んでいた結果であり、国民のための政府をつくりたい」としたうえで、2日に予定されているスー・チー氏とテイン・セイン大統領や軍の司令官との会談で、「われわれが自由に政権運営を行うことへの協力を巡って話し合いが行われると思う」と述べました。
一方、外国籍の家族がいるスー・チー氏が現行の憲法で大統領になれないことについては、「憲法改正に必要な議会の賛成を全議席の75%ではなく、60%にすることなどを軍と話し合わなければならない」と述べ、あらかじめ議会の4分の1の議席を割り当てられている軍との協議を進め、スー・チー氏の大統領就任を目指して憲法改正を実現させたいという考えを示しました。
さらにニャン・ウィン氏は「日本の技術は優れており、ミャンマーの発展のためには、日本からの投資と技術移転がとても重要だ」と述べ、今後も日本からの投資を積極的に誘致していく意向を強調しました。

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