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レバノン 兵士らと引き換えにIS指導者元妻ら釈放
12月2日 10時25分

レバノン政府は、隣国シリアで活動する武装組織に拘束されていた兵士や警察官を解放させるのと引き換えに、過激派組織IS=イスラミックステートの指導者、バグダディ容疑者の元妻などを釈放しました。
レバノン政府は1日、国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」に拘束されていた警察官や兵士16人が解放されたと発表しました。
兵士たちは去年8月、ヌスラ戦線がISとともにシリアからレバノン側に越境し、北西部の町アーセルを攻撃した際に捕らえられて以来、1年余りにわたって拘束されていました。
地元メディアによりますと、レバノン政府は、兵士たちを解放させるのと引き換えに、去年11月から拘束していたISの指導者、バグダディ容疑者の元妻、サジャ・ドレイミ被告を含む過激派のメンバー13人を釈放しました。
これについて、カタール外務省は、カタール政府が仲介したことを認める声明を出しています。
ヌスラ戦線とISは覇権を争って対立する一方で、地域によっては協力関係にあると言われ、今回、ヌスラ戦線の人質交換にISの指導者の元妻が選ばれたことで、両者の間に一定の関係があることを改めて印象づけた形です。

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