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NATO 対ISでトルコの防衛強化を支援12月2日 6時46分
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NATO=北大西洋条約機構の外相会議がベルギーで始まり、各国は過激派組織IS=イスラミックステートの脅威が高まっているとして、加盟国トルコの防衛態勢の強化を支援することなどで一致しました。
NATOの外相会議が1日、ベルギーのブリュッセルで2日間の日程で始まり、中東の治安情勢やシリアで軍事作戦を進めるロシアの動向などについて協議しています。
会議ではシリアなどで勢力を維持し、フランスのパリで起きたテロ事件にも関わったとみられるISについて、加盟国に与える脅威が高まっているという認識で一致し、記者会見したストルテンベルグ事務総長は「甚大で、複雑化する南方からの脅威にNATOは対抗する」と述べました。そのうえでISの掃討を目指して軍事行動を展開するアメリカ主導の有志連合との連携を緊密にするとともに、シリアと国境を接する加盟国トルコの防衛態勢の強化を支援することで各国が合意したことを明らかにしました。
一方、トルコ軍がシリアとの国境付近で領空を侵犯したとしてロシア軍機を撃墜した事件については、ロシアを強くけん制する一方で、事態の緊迫化は避けるべきだとして両国の対話を促しました。
また、NATO軍が駐留するアフガニスタンを巡っては、反政府武装勢力タリバンの攻勢やISの台頭が懸念されるとして、来年いっぱいは1万2000人規模の部隊を維持し、アフガニスタン軍への財政支援も2020年まで延長する方針を固めました。
会議ではシリアなどで勢力を維持し、フランスのパリで起きたテロ事件にも関わったとみられるISについて、加盟国に与える脅威が高まっているという認識で一致し、記者会見したストルテンベルグ事務総長は「甚大で、複雑化する南方からの脅威にNATOは対抗する」と述べました。そのうえでISの掃討を目指して軍事行動を展開するアメリカ主導の有志連合との連携を緊密にするとともに、シリアと国境を接する加盟国トルコの防衛態勢の強化を支援することで各国が合意したことを明らかにしました。
一方、トルコ軍がシリアとの国境付近で領空を侵犯したとしてロシア軍機を撃墜した事件については、ロシアを強くけん制する一方で、事態の緊迫化は避けるべきだとして両国の対話を促しました。
また、NATO軍が駐留するアフガニスタンを巡っては、反政府武装勢力タリバンの攻勢やISの台頭が懸念されるとして、来年いっぱいは1万2000人規模の部隊を維持し、アフガニスタン軍への財政支援も2020年まで延長する方針を固めました。