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ルクセンブルク首相と会談 テロ対策で協力確認12月2日 5時38分
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ルクセンブルクに到着した安倍総理大臣は、ベッテル首相との首脳会談に臨み、テロ対策や国連の安保理改革で協力していくことを確認しました。また日本とEU=ヨーロッパ連合によるEPA=経済連携協定の早期妥結に協力していくことでも一致しました。
フランスで開幕した地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP21でのスピーチなどを終えた安倍総理大臣は、EU=ヨーロッパ連合の議長国を務めるルクセンブルクに到着し、ベッテル首相との首脳会談に臨みました。
この中で、安倍総理大臣はフランスの同時テロ事件について「断固として非難する。テロの根底にある暴力的過激主義への対策や過激主義を生み出さないための社会の構築といった複眼的な取り組みが重要で、緊密に連携したい」と述べました。これに対し、ベッテル首相は「今まで以上に国境を越えた各国の協力が必要で、機密情報の交換も必要ではないか」と述べ、国際テロへの対策で緊密に連携していくことを確認しました。
また安倍総理大臣は、国連の安保理改革について「小国の意思が反映される国連を目指し、常任、非常任理事国ともに数を増やしていく必要がある」と述べたのに対し、ベッテル首相も賛同する考えを示し、安保理改革で連携していくことを申し合わせました。
さらに両首脳は、日本とEUによるEPA=経済連携協定について来年のできるだけ早い時期の妥結に向けて協力していくことでも一致しました。
この中で、安倍総理大臣はフランスの同時テロ事件について「断固として非難する。テロの根底にある暴力的過激主義への対策や過激主義を生み出さないための社会の構築といった複眼的な取り組みが重要で、緊密に連携したい」と述べました。これに対し、ベッテル首相は「今まで以上に国境を越えた各国の協力が必要で、機密情報の交換も必要ではないか」と述べ、国際テロへの対策で緊密に連携していくことを確認しました。
また安倍総理大臣は、国連の安保理改革について「小国の意思が反映される国連を目指し、常任、非常任理事国ともに数を増やしていく必要がある」と述べたのに対し、ベッテル首相も賛同する考えを示し、安保理改革で連携していくことを申し合わせました。
さらに両首脳は、日本とEUによるEPA=経済連携協定について来年のできるだけ早い時期の妥結に向けて協力していくことでも一致しました。
記者会見でも各国連携強調
会談のあと、両首脳はそろって記者会見し、この中で安倍総理大臣は「COP21や個別の首脳会談で、気候変動、テロに対して、国際社会が一致結束して対処していくことが重要だと伝えた。双方とも世界が直面する大きな課題であり、わが国は次期G7議長国としてリーダーシップを発揮していかなければならない」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は「まずはCOP21で全力で交渉に臨み、すべての国が公正で実効的な枠組みに合意をし、そのうえで合意の着実な実施に向けてリーダーシップを発揮したい。また伊勢志摩サミットではテロは主要課題となる。G7の連帯を重視しながら国際社会と連携して国際テロを封じ込めるための対策に全力を尽くす」と述べました。
またベッテル首相は「テロリストには国境はない。若い人たちが極端な暴力主義、過激主義に走らないように未然に予防することや、各国の情報当局が情報を交換し合うことが重要だ」と述べ、テロの未然防止に向けて各国の連携の重要性を強調しました。
そのうえで安倍総理大臣は「まずはCOP21で全力で交渉に臨み、すべての国が公正で実効的な枠組みに合意をし、そのうえで合意の着実な実施に向けてリーダーシップを発揮したい。また伊勢志摩サミットではテロは主要課題となる。G7の連帯を重視しながら国際社会と連携して国際テロを封じ込めるための対策に全力を尽くす」と述べました。
またベッテル首相は「テロリストには国境はない。若い人たちが極端な暴力主義、過激主義に走らないように未然に予防することや、各国の情報当局が情報を交換し合うことが重要だ」と述べ、テロの未然防止に向けて各国の連携の重要性を強調しました。