トップページ科学・医療ニュース一覧RSウイルス感染症 患者が統計開始後最多に
ニュース詳細

RSウイルス感染症 患者が統計開始後最多に
12月1日 17時28分

RSウイルス感染症 患者が統計開始後最多に
k10010325921_201512011739_201512011740.mp4
乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の患者が、平成15年に統計を取り始めて以降、最も多くなっていて、国立感染症研究所は手洗いなど対策の徹底を呼びかけています。
RSウイルス感染症は、発熱やせきなど、かぜに似た症状の出る病気で、秋から冬にかけて乳幼児を中心に流行し、初めての感染では肺炎などを引き起こし重症化することがあります。
国立感染症研究所によりますと、先月22日までの1週間に、全国およそ3000の小児科の医療機関で新たにRSウイルス感染症と診断された患者は6687人に上り、平成15年に統計を取り始めて以降、最も多くなっています。
都道府県別の患者数は、大阪府が580人、北海道が499人、愛知県が354人、東京都が335人、埼玉県が291人、兵庫県が266人、福島県が257人などとなっていて、大都市を中心に感染が広がっています。
RSウイルス感染症の流行は、例年、今月から来月にかけてがピークで、患者は今後さらに増えるとみられます。
国立感染症研究所の木村博一室長は「今後数週間はさらに患者が増える可能性がある。6か月未満の赤ちゃんは、症状が悪化して気管支炎や肺炎を引き起こしやい。また、ぜんそくなどの持病がある高齢者も重症化しやすいので、手洗いやマスクといった感染防止対策を徹底してほしい」と話しています。

関連ニュース

k10010325921000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ