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 今年のノーベル賞受賞者を祝福する一連の行事が6日、始まった。医学生理学賞を受賞する大村智・北里大特別栄誉教授(80)は同日午後(日本時間同日夜)、スウェーデンのカロリンスカ医科大で記者会見した。共同受賞する米ドリュー大のウィリアム・キャンベル博士(85)も同席。かつての共同研究者を互いにたたえ合った。

 大村さんは「ストックホルムへの道は遠すぎて見えなかった。治らなかった病気が治るようになって良いことをしたとは思ったが、ノーベル賞につながるとは思わなかった」と語った。

 大村さんは寄生虫病の特効薬開発のひけつを問われ、「キャンベルさんのチームとうまくかみ合った。どちらかだけでもできなかった」と話した。