TOPIX: 1574.02, -1.3% (1w), +11.8% (YTD)
Nikkei225: 19504.48, -1.9% (1w), +11.8% (YTD)
S&P500: 2091.69, +0.1% (1w), +1.6% (YTD)
USD/JPY: 123.16, +0.3% (1w), +2.8% (YTD)
EUR/JPY: 133.9, +2.9% (1w), -7.6% (YTD)
Oil(WTI Futures): 40.14, -3.8% (1w), -24.6% (YTD)

12月第1週(11/30-12/4)の日経平均株価は週間で1.9%安の1万9504円で終了し、じつに7週ぶりの下落となった。中国景気に対する行き過ぎた悲観論が後退したことや円安基調で、1日には3ヶ月ぶりの2万円台を回復した。しかし、3日に発表された欧州中央銀行(ECB)の追加緩和策が、中銀預金金利を0.1ポイント引き下げマイナス0.3%にすることと債券購入プログラムを6カ月延長しただけに留まり、マーケットが予想していたものより規模が小さかったため、ユーロが大きく切り返した。4日には、前日の欧州株の下落や円高ユーロ安などから日本株は全面安になり、日経平均株価は400円以上も暴落した。

●ユーロ全面高、ECB追加緩和に失望
http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKBN0TM2WZ20151203

4日、ドルの先行きを占う重要な指標となる米雇用統計が発表された。注目された非農業部門の雇用者数が前月21万1000人増で、事前の予想だった20万人程度を上回った。同日のS&P500は前日比2.1%高と大きく上昇した。15、16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で9年ぶりの利上げが行なわれることがほぼ確実となった。

●利上げ時期来た、資産バブルの可能性には注視必要=米連銀総裁
http://jp.reuters.com/article/us-fed-bullard-idJPKBN0TN2PD20151205

●金利引き上げペースは遅すぎる JPM米国担当エコノミスト マイケル・フェロリ氏
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYUN1MSYF01X01.html

石油輸出国機構(OPEC)は4日にウィーンで半年に一度の総会で、減産に関する合意を取り付けることができなかった。石油価格は再び大きく下落しているが、石油輸入国である日本にとってはプラスである。

●OPEC総会、高水準の原油生産追認 減産で協調ならず
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H7Z_U5A201C1FF2000/

国内企業では、ユニクロの11月既存店売り上げが4カ月ぶりの前年割れとなり、株価が下落した。ソニーやセブン&アイも値を下げており、全般的に大型株が低調であった。また、証券取引等監視委員会から強制調査を受けている村上ファンドが、自身のオフィシャルサイトで、嫌疑に対して反論している。

●村上世彰氏が反論:相場操縦する意図も理由もない−借名使用せず
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYTDU16TTDS001.html

●村上世彰オフィシャルサイト
http://yoshiaki-murakami.bz/

12月第2週(12/7-12/11)の経済指標では、8日の7-9月期のGDP改定値が注目されるが、日曜日にNHKの討論番組に出ていた甘利経済相が、マイナス0.8%だった速報値に対して「0になると思う」と、発表前にコメントしている。

●甘利経財相、7〜9月期GDP改定値「上方修正」見通し示す
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK06H0K_W5A201C1000000/

月曜日の日本株式市場は、再び上振れた米雇用統計や週末の米国株の上昇を織り込みにいくため、ギャップアップではじまるだろう。FOMCでの利上げは、すでに市場に織り込まれており、素直にドル高に動かない可能性もある。11日の金曜日は、日経平均株価、TOPIXの先物・オプションのSQ算出日である

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2015/11/20-12/04)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2015/11/20-12/04)
Chart20151114_Core30
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2015/12/04)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2015/11/20-12/04)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2015/11/20-12/04)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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今週のマーケット・イベント
12月7日(月):
日10月景気動向指数
ユーロ圏財務相会合
独10月鉱工業生産

12月8日(火):
日7-9月期GDP(改定値)
日10月国際収支
日11月景気ウォッチャー調査
中国11月貿易収支
EU財務相理事会(ブリュッセル)
ユーロ圏7-9月期GDP(改定値)

12月9日(水):
日10月機械受注
日11月マネーストック
中国11月消費者物価・生産者物価

12月10日(木):
日10-12月期法人企業景気予測調査
日11月都心オフィス空室率
英中銀(BOE)政策金利発表
米11月輸入物価
米11月財政収支
決算:積水ハウス

12月11日(金):
日経平均オプション・先物SQ算出日
米11月小売売上高・生産者物価
米12月ミシガン大学消費者信頼感指数

12月12日(土):
中国鉱工業生産指数
中国固定資産投資

12月13日(日):

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