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米ロ首脳会談 シリアの和平案前進で一致
12月1日 6時55分

アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領は、国連の会議、COP21に合わせてパリ近郊で会談し、内戦が続くシリア情勢を巡って、アサド政権と反政府勢力の対話を実現して1年半以内の選挙の実施を目指すことなどで合意した和平案を前進させることで一致しました。
ロシア大統領府によりますと、米ロ首脳は30日、COP21に合わせてパリ近郊で30分余り会談し、アサド政権と反政府勢力の対話を実現して、1年半以内の選挙の実施を目指すことなどで合意した和平案を前進させることで一致したということです。
会談のあとプーチン大統領は「反政府勢力のメンバーのリスト作りを行うべきだ」と述べ、アサド政権と交渉する反政府勢力に、過激派組織を排除したうえで、どのメンバーを入れるのかを話し合うべきだという考えを示しました。
一方、ホワイトハウスによりますと、オバマ大統領はシリアの政権移行でアサド大統領の退陣が欠かせないことや、シリアでの軍事行動については穏健な反政府勢力は攻撃せず、過激派組織IS=イスラミックステートに対する攻撃に集中するべきだという立場を強調したということです。
米ロ首脳は、先月のG20サミットの際にも会談しましたが、アサド大統領を巡って、退陣を求めるアメリカと支援を続けるロシアの立場は隔たったままで、和平案を前進させることができるかは依然予断を許さない状況です。

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