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米大統領 中国に“知的財産盗まず”守るよう求める
12月1日 5時32分

アメリカのオバマ大統領と中国の習近平国家主席がパリで首脳会談を行い、オバマ大統領は中国に対し、サイバーセキュリティーを巡り企業秘密などの知的財産を盗む行為はしないという両国の合意を守るよう求めました。
オバマ大統領と習近平国家主席は先月30日、地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP21が開かれているパリ近郊で首脳会談を行いました。
会談の冒頭、オバマ大統領は「習主席と私は、サイバーセキュリティーや海洋の安全保障の問題を巡り、率直な話し合いができるようになっている」と述べました。
ホワイトハウスによりますと、会談でオバマ大統領は、サイバーセキュリティーを巡り企業秘密などの知的財産を盗む行為はしないという、ことし9月の両国の合意を守るよう求めました。
一方、中国国営の新華社通信によりますと、習主席は「互いの核心的利益や重大な関心事を尊重すべきだ」と述べ、アメリカ政府が南シナ海で、中国が造成する人工島の周辺に艦艇を派遣する姿勢を示していることに反発したものとみられます。
また、中台関係を巡り習主席は「アメリカは実際の行動で、台湾海峡両岸の平和と発展を支持してほしい」と述べ、1月の総統選挙を前に「1つの中国」という考え方を尊重するようくぎをさしました。
両首脳は、地球温暖化対策で協力する姿勢を強調する一方、対立する問題についても率直に話し合ったことを示した形です。

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