松平容保の肖像写真見つかる
青森、会津藩士の子孫宅
京都守護職を務めた幕末の会津藩主松平容保の肖像写真が、明治維新後に青森県に移住した旧会津藩士の子孫宅に保管されていることが分かった。
維新後に謹慎させられていた容保が青森に滞在した約2カ月の間に旧藩士に渡した可能性があり、研究者は「本州最北の地に移住を余儀なくされ、苦労を重ねた旧藩士たちをねぎらったのではないか」と話している。
この写真はこれまで複写が出回っていたが、今回見つかったのは、ガラスの原板から直接焼き付けた「鶏卵紙」とみられ、価値が高いという。
ことし7月、青森県内の個人宅の蔵で見つかり、歴史研究家伊藤哲也さんに相談して容保の写真と分かった。
【 2015年12月06日 17時36分 】