工事現場に行くと、油圧ショベルカーやブルドーザー等を見かけますよね。
国内での建設機械トップはコマツ(6301)でして、2位に日立建機(6305)が続きます。
世界で見ると、現在は日本のコマツと米国のキャタピラー(CAT)が建設機械の2大メーカーとして君臨しています。どちらの機械もデザインが格好良いです。
最近は資源価格下落の影響をモロに受けてしまい、両社苦しい事業環境にあります。建設機械はインフラ整備には欠かせない製品のため、その受注動向は景気の先行きを見る上で重要な指標となります。
最近のコマツの業績
中間報告書を頂きました。表紙はこんな感じでショベルカーが写っています。
気になる業績の方ですが、
減・・・
減・・・
減・・・!
お・・・おぅ・・・・。
想像以上に鉱山機械と新興国需要の減少の影響が出ています。コマツの建設機械は世界中で活躍中ですが、最近では中近東と北米を除いた地域で売上高が前年同期比でマイナスとなっていますね。
「コマツの売上が落ちてコマッちゃうなー」
というギャグも正直なところ笑えない位、厳しい状況です。
あ、これ使ってもいいですからね。相手が笑ってくれるかは分かりませんが(笑)
コマツの強み
コマツはICT(建設機械の情報通信技術化)に積極的でして、建設現場のありとあらゆる情報をICTで繋ぎ、IOTを活用したビジネスを展開中です。
今じゃGPSと無線で無人のダンプトラックが働く時代ですよ。次代は進歩しています。こういうシステムを作れるコマツの技術力は流石ですね。
KOMATSU : 「無人で働く」という未来が、やってきた。
コマツやキャタピラーのような建設機械株は現在資源安の影響を受けて株価は不調です。しかし、短期ではなく長期で考えた場合、世界人口は増加傾向にあり、発展途上国の人の生活水準も年々増加傾向にあります。となると今後その成長を取り込み、建設機械の需要増に繋がるのではないか?と、私は結構楽観的に考えています。
また、コマツはROA、ROEが共に高い水準にあり、私は高評価しています。よって売却の予定は全く無く、今後も継続保有の予定でいます。
(KOMATSU公式HP:IR資料より引用)
コマツ(6301)の株価と指標
(ヤフーファイナンスより引用)
コマツ(6301)の主要な指標(2015/12/06日時点)
- 株価:2,014 (100株で201,400円程で投資可能)
- PER(予想):13.75倍
- PBR(実績):1.23倍
- 配当利回り(予想):2.88%
- 株主優待:300株以上保有、且つ3年以上継続保有者を対象
(KOMATSU公式HPより引用)
自社製品のオリジナルミニチュア(非売品)が頂けます。2015年はICT油圧ショベル「PC210LCi-10」だそうです。マニアにはたまらない優待ですが、300株保有の壁がキツイですね。
これからも応援しています!