まずこの２カ月の皆さんの温かいお言葉を聞いていてやっぱり本当にノーベル賞は別格なのかなということを初めて知りました。
今年のノーベル物理学賞を受賞する東京大学の梶田隆章教授。
スウェーデンのストックホルムで開かれる授賞式に向け、今日、出発するのに先立ち、妻の美智子さんとともに会見に臨んだ。
仲むつまじい様子で記者の質問に答える梶田夫妻。
会見を終え、その足で出発した。
今、梶田さんの姿が見えてきましたノーベルウィークの始まるストックホルムへと向かいます。
奥様の美智子さんと一緒にリラックスした表情でゲートへと向かっていきます。
これは当時まだ２４歳の学生だった頃の梶田さんの写真。
それから３２年。
その成果が展示されている東京大学宇宙線研究所で出発を前にした梶田さんが私たちの取材に応じた。
ニュートリノを観測した、あのカミオカンデは実は、梶田さんと仲間たちの手づくり。
来る日も来る日も近く深くに潜り、重要なパーツを取りつけていった。
仲間たちの力なしにはノーベル賞の受賞はなかったと梶田さんは言う。
先月５日、梶田さんはスーパーカミオカンデのある岐阜県飛騨市の研究所に凱旋。
はじけるような笑顔で迎えた中畑雅行教授は１つ年上の梶田さんと学生時代から苦楽をともにしてきた。
寮で共同生活しながら研究に没頭する日々。
師匠の小柴さんが突然、画期的な提案をするのに対し、梶田さんは…そんな梶田さんがある日ふと、こんな言葉を。
ノーベル賞受賞の理由となったニュートリノ振動の発見。
その端緒となった推理を学生仲間にだけ打ち明けていた。
梶田さんの推理をどう証明するのか。
その研究に加わった塩澤教授が当時を振り返ってくれた。
塩澤教授にとって大先輩だった梶田さんの印象は…一方で、チームには強烈なリーダーシップで研究を引っ張る男性がいた。
東京大学特別栄誉教授の故・戸塚洋二さん。
幾つもの困難を乗り越えたという研究チーム。
しかし、戸塚さんは志半ばにしてガンに冒され、６６歳で亡くなった。
恩師の思いを胸に、チームみんなが地道な努力を続けてきたと言う。
同じ目標に向かううち、自然といいチームになっていった、梶田さんは、そう振り返る。
いよいよ迎えるノーベルウィーク。
梶田さんは、中畑教授ら研究仲間もストックホルムに招待し、授賞式に臨む。
ノーベル賞の受賞が決まった梶田さんが晴れ舞台に向かって旅立ちました。
来週はいよいよノーベルウィークということでウィークと言うぐらいですから毎日イベントがメジロ押しなんでしょうね？こちらにまとめてみたんですが、かなりハードスケジュールなんですよね。
これも予定のほんの一部でして、ほかにも秘密のパーティーなども予定されているそうなんですが報道陣シャットアウト、そこを何とか取材しようと思いまして、私、来週は現地からその様子をお伝えしようと思います。
東京・千代田区の靖国神社のトイレで爆発音がした事件で、防犯カメラに映っていた不審な韓国人の男が事件前日に現場付近を下見していた可能性があることが新たにわかりました。
この事件は先月２３日、靖国神社の男子トイレで爆発音があり、時限式の発火装置と見られる不審物と火薬と見られる黒い砂状のものが入った金属製のパイプ４本などが見つかったもの。
これまでの調べで、不審な韓国人の男が現場近くを立ち去った直後に爆発音があったことがわかっているが、その後の取材で、この男と特徴のよく似た人物が事件前日にも、現場近くの防犯カメラに映っていたことが新たにわかった。
警視庁公安部は、男が下見をしていた可能性があると見ている。
男は、事件の２日前に韓国から短期滞在の資格で入国していて靖国神社から歩いて１０分ほどのホテルに宿泊したとのこと。
男は２７歳の韓国人で黒っぽい服装で、メガネをかけていて、手には袋を持ち、リュックサックを背負っていたとのこと。
爆発音があったのが南門のトイレです。
そして、こちらの防犯カメラには男がこの門を出て滞在していたホテルの方へ戻っていく様子が映っていたということです。
男は事件当日の午後、韓国へ帰国したと見られている。
現場には、時限式の発火装置に使われていたと見られる韓国製の乾電池が落ちていてハングルが記載されていたとのこと。
警視庁公安部は、男が宿泊していたホテルの部屋を捜索するなどしてこの男と事件との関連を調べている。
パイプ爆弾にライフル銃、そして大量の銃弾。
アメリカ・ロサンゼルス郊外で銃を乱射した男の自宅で押収されたものです。
男はなぜここまで武装を進めていたのでしょうか。
やはりイスラム過激派との関係が取りざたされています。
容疑者の自宅と見られるアパートでは現在もＦＢＩなどが捜索を続けていて、部屋からはパイプ爆弾１２個などが見つかったということです。
事件から一夜明け、現地では射殺された容疑者２人の自宅と見られるアパートや車から１２個のパイプ爆弾のほか、６０００発もの弾薬などが見つかり、当局はその写真を公開した。
こうした中、「ニューヨーク・タイムズ」が容疑者の男が数年前、イスラム過激派の考えを持つ複数の人物と接触していたと報じた。
男は一体どのような人物だったのか。
こちらがファルーク容疑者が通っていたモスクです。
ファルーク容疑者はこのモスクに毎日、朝晩と通っていたとのこと。
男が通っていたモスクの責任者がインタビューに答え、男について、暴力的な人物だとは考えられない、何が彼を変えてしまったのかと話した。
男はおととしサウジアラビアのメッカに巡礼した後、結婚。
その数カ月後の去年１月に突然、姿を現さなくなったと言う。
別のモスクでは、犠牲者の追悼式が行われ、出席者からは、今後、イスラム教徒への反感が強まるのではとの声が聞かれた。
男の動機については、職場でのトラブルの可能性も指摘されており、捜査当局はあらゆる可能性について慎重に捜査する方針。
こうした中、政府は、国際テロ情報を集める新たな組織をつくることなどを柱とするテロに対する強化策を決定しました。
外務省内に８日に設置する新たな組織、国際テロ情報収集ユニットは外務省や警察庁出身の４人の審議官が中東や北アフリカなど、４つの地域を担当する。
さらに現地の大使館に言語や地域の情勢に詳しい専門家を派遣する。
総理官邸が主導して国際テロ関連の情報共有や対策を目指す狙い。
一方、外務省は、旅行代理店に対し、年末年始に海外に出かける人の安全対策に協力を要請した。
具体的には、テロに遭った際の具体的な対処法を周知する取り組みに協力することや緊急時に情報提供や安否確認をするため、スマートフォンなどから登録できるシステム、たびレジの利用促進などを呼びかけている。
今お伝えした国際テロ情報収集ユニットという新たな組織ですが、例えばＣＩＡとかイギリスのＭＩ６のような機能を果たすのかどうか、ここはどうなんですか？そうすべきという声もあるんですけれども、ただ欧米各国がテロ対策のために何をやっているのかという現実を見なきゃいけないと思うんです。
例えばＣＩＡの場合ですと、イスラム過激派の中にスパイを獲得したり、潜入させたりしています。
そして、盗聴もやりますし、身柄拘束ができないとなれば、暗殺という手段も考えられるわけですね。
でも日本が、例えば盗聴とか暗殺ってちょっと現実的じゃない気がしますけどね？それはちょっとできっこないんですよね。
ですから、せめてスパイ獲得とか潜入ぐらいはすべきなんじゃないかという声はあるんですけれども、やっぱりリスクは高いんですよね。
これはイスラム国に潜入したロシアのスパイとされる人物なんです。
次々と今、処刑されている最中なんです。
やはり対テロのインテリジェンスを本気でやろうとしますと、人の命がかかってくるのが現実なんですよね。
交際相手の男性を金属バットで殴るなどして殺害した罪に問われた女の裁判で東京地裁は、懲役１６年の判決を言い渡しました。
元ホステスの菊池あずは被告は今年２月、東京・中央区のマンションで交際相手の平田勇二さんを牛刀で刺した上、金属バットで殴り殺害した罪に問われている。
今日の判決で、東京地裁は、犯行は計画的で強い殺意に基づく危険で執ようなものとして、懲役１６年を言い渡した。
菊池被告は性同一性障害のほかに発達障害などがあると弁護側は主張したが、東京地裁は、銀座のクラブのホステスとして働き、親友や相談相手がいて被害者と恋愛関係になるなどの日常生活を送っている、障害が犯行に与えた影響は限定的だと述べた。
菊池被告は、判決言い渡しの際、足を激しく震わせ裁判長の言葉を聞いていた。
不正な会計処理の問題で業績が悪化している東芝が赤字となっているパソコン事業を立て直すため、富士通と統合に向けた交渉に入ることがわかった。
タブレット端末やスマートフォンの台頭によってパソコン市場が縮小する中で、規模を拡大するとともに生産拠点の集約などを通じてコストの削減を図る狙いがあると見られる。
統合が実現すれば国内のパソコン市場でシェアが３割を超えてトップとなる。
政府は、社会保障費の伸びを抑えるため、来年度の診療報酬改定で薬の価格の基準となる薬価の引き下げ幅を国費ベースで１３００億円程度とする方針を固めた。
関係者によると厚生労働省が薬価と市場価格との差額について調べた上で、市場価格を反映させて薬価を見直した結果、国費ベースで１３００億円程度、抑制できる見通しとなったもの。
エジプトの首都、カイロの中心部にあるナイトクラブで４日、何者かが火炎瓶を投げ入れ、ロイター通信によると、これまでに１６人が死亡、２人が負傷したとのこと。
福島第一原発事故で出た放射性物質を含む廃棄物がたまり続けています。
こうした指定廃棄物のうち、１ｋｇ当たり８０００ベクレルから１０万ベクレルまでのものは管理型処分場へ。
そしてそれ以上のものは中間貯蔵施設に運ばれます。
この管理型処分場をどこに設置するかが問題となっていたんですが、福島県が今日、全国で初めてその受け入れを伝えました。
今日午後、福島入りした丸川環境大臣。
県内のホテルで、福島県の内堀知事と会談した。
この会談で、内堀知事は丸川大臣に福島第一原発事故で県内で発生した１ｋｇ当たり８０００ベクレルを超える指定廃棄物を最終処分する国の計画を受け入れると正式に伝えた。
計画は、県内の指定廃棄物について富岡町の民間処分場を国有化して最終処分するというもの。
処分場の受け入れが決まるのは全国で初めて。
そもそも指定廃棄物は１２都県で合計１６万６３２９ｔあり、発生量の多いこちらの６県で、中でも福島県はその８割に当たるおよそ１３万８０００ｔの指定廃棄物を抱えている。
指定廃棄物の処理をめぐっては、２０１２年１月に全面施行された特別措置法で各県で出た廃棄物はそれぞれ処理することが決まっていて、国は福島県以外で廃棄物の発生量が多い５つの県に１カ所ずつ処分場を建設する方針を示している。
ところが、その１つ宮城県では…環境省は最終処分場の建設場所選定に現地調査を試みたが、地元住民の激しい反対に遭い、国は結局、年内の調査を断念した。
同じく処分場の候補地に選ばれた栃木県の塩谷町でも、地元の理解はなかなか得られずにいる。
その上、今年９月の関東・東北豪雨の際に冠水したことから、町は候補地になり得ない場所だとして候補地の返上を表明している。
難航する処分場の建設計画。
福島の処分場にはメドが立ったが、ほかの５県では地元住民の反発が激しさを増していて、2015/12/04(金) 17:50〜18:15
ＭＢＳ毎日放送
Ｎスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。ＴＢＳアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したＶＴＲに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Ｎトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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