「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」
例えば…
のどが腫れて飲み込みづらい!
高い熱が出る…だけじゃないんです!こちらの方は扁桃炎で…
日に日に痛くなってきて何が起こったんだか自分でも分かんないぐらい痛みが強くて…。
なんと全身に病気が広がる事があるんです
口のにおいの原因にも!
全然…
そこで今日は扁桃炎によるトラブルを一挙に解決!
「あれ?治ったんじゃん」って。
知っているようで知らない扁桃炎のチョイスをご紹介しま〜す!
(星田)さあ今日の「チョイス」は「扁桃炎」。
扁桃腺が腫れるっていう事やろね。
風邪の時にお医者さんに「あ〜んして」って言われて見てもらうぐらい。
そやな。
見てすぐ分かられるやつやんね。
ほらこんな「オエッ」ってなる棒突っ込まれて「扁桃腺腫れてるね」っていう…。
すぐ治るっていうイメージが。
そうかも。
言ってみればちょっと重い風邪とかという感じですか?イメージとしては。
あと扁桃腺ってよく私たち言いますよね。
これね最近は扁桃というふうに。
何でかな?別に扁桃腺って言ってても伝わるし怒られへんよ。
(笑い声)全然怒られないですけど。
だからちょっと呼び名も変わってるって事なんで何かいろいろ分かってきたりとかしっかり病気として対処していこうって事でどうもなってきてるようなところもあるようなんで。
もうちょっと重く見ていこうっていう…。
大事に見ていこうみたいな。
どの辺が扁桃だと思います?やっぱりこの辺?そうそう。
横やんね。
痛くなんのここやもん。
唾ゴクッてやったら「あ〜痛っ」っていうの。
これが扁桃炎が起きている状態なんですけれどもここですね。
うわ〜。
もう見るからにちょっと腫れてますね。
こう来てるやもん。
狭まってるもんね。
もう赤くなってますからね。
気管の入り口の所に2つあるのがこの扁桃でして表面がツルツルじゃなくてちょっと凸凹してるんですね。
もともとやっぱボコボコしているものなんだ。
くぼみやヒダがこれあるものなんです。
そこがこういうふうにプクッと膨れると。
えっ見せて見せて!あっ!全然腫れてない!うそやん!見て見て!あっ本当や!全然違うやん!腫れてる〜!ここまできちゃってるという事で。
あと虫歯も治さなあかんよこの人。
(笑い声)えっどこ?奥歯奥歯。
ここですか?うん。
ここら辺とかさ。
乾燥する時期になりやすいという事ですんでこれからの時期注意して頂きたいんですけれども先ほどから言ってるとおり40度近くの熱が出る。
それからのどが痛い。
それにねとどまらないんです。
一体どんな症状が出てしまうんでしょうか。
扁桃炎で大変な事になった…
旅行やスポーツが大好き。
至って健康に見えますが実は…
高熱が出てっていうのが頻繁にあったので。
3年前の2012年。
澤柳さんを体の異変が襲います
それで痛いんだけどなぜ痛いのかも分からなくて…。
それが日に日に痛くなってきて何が起こったんだか自分でも分かんないぐらい痛みが強くて…。
身に覚えのない…
最初は右側だけだったのが左側にも広がりました。
更に…
鎖骨がもう熱くて…。
周りが腫れてる感じがして。
痛みで姿勢が自然と猫背になってしまいます。
腕を上げる事も難しくなっていました
お風呂に入っても頭を洗うところまで頭まで手が上がらない。
だから家族に洗ってもらうとか。
痛いので。
鎖骨の痛みで寝返りもできず睡眠不足にもなりました
鎖骨の痛みが出て1年後澤柳さんは近所の整形外科を受診しました
これが鎖骨のエックス線画像です
異常は見つかりませんでした
レントゲンを撮るだけで何にも…貼り薬と痛み止めしか頂いてなかったのでもうそういうもんだと思ってましたけど。
更に異変が続きます。
今度は手に現れました
それで「何だろう?」って。
最初は1つ2つ3つぐらいだったのが…
これが手のひらの写真です。
全く身に覚えのない水ぶくれが出来るようになりました
痛くないんですけど潰すとちょっとピリッと。
ピリッとするみたいな。
今度は皮膚科へ行きました。
診察で医師から言われたのは…
「アレルギーみたいな洗剤とか化粧品ちょっと変わったものに取り替えたの?」とか聞かれて「いやそういうのはあまりないんだけど」みたいな事言ってたんですけど。
痛みで思うように体を動かせない。
増えていく手のひらのぶつぶつ。
澤柳さんは気分が落ち込んでいってしまいました
誰にも会いたくないようなところまでちょっと気分がもう…。
うちから出る回数も減ってましたし家族とのコミュニケーションもちょっと自分の体のあれでうまく伝わらなくて…。
治療のきっかけになったのは乳がん検診でした
初期の乳がんが見つかったのです
転移を疑い詳しい画像検査をしたところ鎖骨に炎症が起きている事がはっきり分かりました
澤柳さんは自分の身に起きたこれまでの症状を全て医師に伝えました。
すると思いがけない事を言われたのです
「えっ!足の裏ですか?」って言って靴下を脱いで先生に足をビャッて突き出したら「ほらね」って言って「足の裏にもあるよ」って。
「へ?」って言って。
初めてその時気が付いて…
鎖骨の痛み手足の水ぶくれそして子どもの頃からの扁桃炎。
これらの症状を合わせて医師は澤柳さんに言いました
もしかして…扁桃腺から鎖骨の痛みとか出ると思ってないのでただもうびっくりして…。
一体何が起きていたのでしょうか?
え〜?扁桃腺からこの手足の先手のひら?だって全然分からない。
だって医者コントでね患者さんと先生役がいてねほんで足の裏見て「足にぶつぶつありますね。
扁桃腺が悪いです」言うたら「何でやねん!」ってもうボケになるよ。
なるなる!全然つながってない。
全然違うもの。
振り返ります。
澤柳さんの症状です。
のどが痛いという事。
それから今ありました骨の痛み。
これが鎖骨がとにかく痛くて痛くてという…。
それから手足水ぶくれが出来ていた。
足も出来ていたという事なんですがおっしゃるとおり全くこれはどうしてなのか分からない。
(2人)分からない。
という事です。
なぜなのかスペシャル・チョイスアドバイザーに伺っていきましょう。
JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科の石井正則さんです。
お願いします。
よろしくお願い致します。
これは先生酷ですよね。
患者からしたら全くそんな事考えもつかないし。
お医者さんにとったらこれはもうありえる原因として考えられる事なんでしょうけれども…。
これだけ所見があるともう一発診断ですね。
だったらどうして最初の整形外科の鎖骨で見た時に分からなかったんですか?扁桃腺って。
そうですね。
そこが落とし穴ですね。
耳鼻科がこれだけの所見があるともう場所は慢性の扁桃炎だろうというふうに考えるんですけどね。
慢性の扁桃炎なんですけれども例えば先ほど出てきた整形外科に行った場合というのは医師はここが異常だと訴えられるのでここは見るけれどもって事なんですね。
骨的なものは見るけれども。
最終的には3つあるから耳鼻科が分かるんですけどね。
そういう事ですよね。
これあの扁桃というのは一体まずそもそもどういうものなのか。
何のためにあるのかな?分かってるようで分かってない。
扁桃っていうのはどういう働きをしてるんでしょうか?扁桃…よく皆さんも扁桃腺って言うと思うんですけどね。
ここは非常に大切な場所ですね。
このヒダヒダと溝があるのが一つ重要なポイントになる訳ですね。
たくさんのバイ菌とかウイルスをキャッチしてそこで免疫機能を働かせるという。
まさにここが免疫機能を果たしていたと。
門番っていうか両サイドでバイ菌をキャッチしてっていう事。
ここである程度やっつけられてるって事ですか?ここで…そうですね。
免疫細胞をたくさんつくってそれを全身に送り出す訳です。
あっそうか!ここでつくってリンパに乗って流していたんですか?はい。
そのとおりですね。
メチャクチャ大事な場所。
これ乾燥する時期にやっぱりここをよく攻撃されちゃうと。
免疫が悪くなっちゃうっていうのこれはどうしてなんでしょうか?もともとはこの唾液っていうのは唾液の中に免疫機能のある成分が入ってるんですね。
例えば風邪ひいて扁桃炎っていうのはほとんど風邪がきっかけで扁桃炎が起こるんですね。
そうすると風邪をひいて鼻が詰まる口呼吸になる。
口呼吸になると唾液が乾燥する。
唾液が乾燥するとさっきの免疫機能の成分が少なくなる。
そうするとこの中でバクテリアやそれからウイルスがもっと繁殖してもっと悪くなる。
ですから口呼吸をする方は別にこの冬場とかですね乾燥する時期に関係なくまず四六時中扁桃炎を起こす可能性が高いって事ですね。
それがだから毎年なるねんって言う方たちとかそういう事っていう事は口呼吸が癖になってる方とか。
VTRの澤柳さんは小さい時から定期的にちょっと痛めてたっておっしゃってたけど年齢ってあるんですか?かかりやすい扁桃炎になりやすい年齢。
やっぱり扁桃炎を起こすっていうのは小児期に多いんですね。
だんだん大人になるにつれてその頻度が減ってくるんですがでもやっぱり大人になってもちょっと抵抗力が落ちてたり疲労があったりすると一気にまた腫れてくる。
それを繰り返し繰り返し腫らすのを慢性扁桃炎といいます。
一度なったら癖になったりするんですか?そうです。
そういうのが慢性扁桃炎です。
という事なんですね。
扁桃炎というのはどうも2種類あるようだと。
大きく分けて。
急性扁桃炎と慢性扁桃炎がある。
私たちがよく言っている熱が出てそしてのどが痛くて痛くてっていうのはまずは急性扁桃炎なんですね。
お医者さんに行くという選択をして薬をもらったら2〜3日で大体治る。
これが急性扁桃炎。
ところが急性扁桃炎を繰り返しているうちに慢性化してしまう。
この慢性扁桃炎で先ほどの澤柳さんは骨の痛みや手足のぶつぶつにつながっていったという事なんですね。
炎症がだから全身に広がっていってるって事ですよね。
でも不思議。
何で骨の痛みと手足のぶつぶつこの2つだけなんだろ?まだほかにもあるんですよ。
ちょっとよく見ていきたいと思うんですが。
この扁桃炎が起きているこの扁桃。
これも全身のリンパ節ネットワークでつながってますよね。
これにつながってる一つなんですね。
今もうここまで出てきてる訳ですけどだからここで起きている炎症が全身に広がっていってしまうという事でした。
更に腎臓にも…。
内臓も来てしまうか。
そうなんですよ。
これはどういう事なんでしょうか?これはですね扁桃炎になってからしばらくすると血尿とか顔がむくんだりとかあるいは血圧が上がるっていうですね腎炎を起こす事があるんですね。
そういった病気がどうやら慢性の扁桃炎と関係がありそうだろう。
腎臓までつながってしまうケースっていうのは多いんですか?それほど多いというふうにはいわれてないんですね。
だから実際のところ扁桃炎と腎炎とがどのぐらいの頻度で起こるかはまだ分かってないんですね。
これそれぞれの症状を薬で治していくって事はできないんでしょうか?特にですね例えば手足だったらば塗り薬とかですね。
それから骨だった場合には骨の痛みだった場合にはやはり湿布薬とか痛み止めとかっていうふうに一時的に対処療法という治療にはなるんですけども根本的な治療にはならないですね。
やっぱりここをしっかり治さないともうまた次々と症状が出てしまうっていう事ですか?そういう事になります。
澤柳さんも骨の痛み手足のぶつぶつとありました。
そこで治療のチョイスをしました。
一体どういうふうに対処したんでしょうか?
2年近く大変な思いをしてきた…
骨の痛み手足の異変は全て…
主治医の石井医師は治療についてある決断を下しました
それを病巣感染というんですけどね。
それを繰り返さないために…
果たして澤柳さんの治療のチョイスは…
私のチョイスは扁桃腺を取る事です。
痛みの原因になっている扁桃を取る事です
炎症を起こしている左右の扁桃を全部切り取るのです
手術は全身麻酔で行います
1時間ほどで無事成功。
しかしそのあとが大変
もう手術した目覚めてからの痛さって言ったらもう…「もうやだ」って言って泣きました。
のどが渇いてもつばきも飲み込めなくて水も飲めない。
もうジリジリジリジリ痛いです。
澤柳さんは…
しかし骨の痛みがなくなるまでは3か月ほどかかりました
ある日の事日常生活が普通にできている自分に気が付いたのです
自分で引き出しを開ける作業とか洋服を着られたり人に頼まなくても自分で開けられた時にあれ?治ったんじゃんって思いましたけど。
よいしょ。
よいしょ〜!
そして今では孫の夏希ちゃんと遊ぶのが日課です
もうあの鎖骨の痛みがあったりしてたら自分で着替えもできないお風呂にも入れない状態だったので孫はちょっとだっこできる事ができなかったですね。
いや〜でも取ったあとの痛みが壮絶なんでしょうね。
VTRにねあんなに痛みの表現うまい人使わんといてくれます?
(笑い声)ただ大体ピークの痛みは5日から1週間ぐらいでだんだんとれてきて。
続きますね。
ピーク長いですね!それで1週間後ぐらいには手術してから1週間後には普通のお食事がとれてご退院って事になります。
ただ先生ねリンパの集まりってすごい大事なものであるのを2つあってその2つとも完全に取ってしまう事によっていわゆる副作用っていうか体に何か異変があったりはしないんですか?大丈夫なんですよ。
全く何もなし。
どうして大丈夫なのか。
それはですねこちらのフリップ。
(笑い声)ダブルMCみたいな。
そのとおりでございます。
用意しております。
こちらで説明致しましょう。
口で扁桃ここでしたね。
ここの部分を赤く今なってますけどこれを取ったと。
じゃあそのあと口の中はどうなるのかという事なんですが。
取ったとしても今この黄色く示している所ここが全部扁桃なんです。
(浜島星田)えっ!まだほかにもあるんです。
(2人)え〜っ!
扁桃炎で炎症を起こすのは口蓋扁桃です
口蓋扁桃以外にも口の周りには見えない所に4つの扁桃があります。
口蓋扁桃を切除してもほかの扁桃が免疫機能を補ってくれるのです
という事はただの口蓋扁桃を2つ取っただけの事…。
そうですね。
これで2つ取ってもですね例えば口蓋扁桃を取ったあとよく分かってるのは舌扁桃あるいは舌根扁桃っていうんですけどこれが代償的に大きくなってくれる。
はあ〜その分も。
補おうとしてるっていう事ですか。
「あいつら無くなったからじゃあ俺が」っていう…。
じゃあ先生例えばねおかあ様方とか例えば我が子がね将来そうやって慢性扁桃で苦しむのはつらいからちっちゃいうちに痛みもよく分からない時に口蓋扁桃を取ってしまうっていう事もありですか?やはり実際に今の扁桃っていうのは免疫機能に非常に重要な役割をしてます。
ですからそれがある程度完成するまではやっぱり取らないっていうのが現代の治療方針で大体10歳以降です。
取るとすれば。
それから大人になってからですね扁桃を取るか取らないかっていう境目っていうのがね。
どっちがいいんだろっていうか。
先ほどの澤柳さんのように病巣感染ですねいろんな所に病気がある場合はやっぱり取りますし1年に3回から4回熱を出してもう会社休まなきゃいけないっていうような方は扁桃を取る事をお勧めしています。
これはだからご本人のどれぐらいやっぱ苦しいかっていう事とのチョイスになってくると思うんですけど…。
入院しますよねこれね。
入院ですね。
トータルおいくらぐらい…。
結構高額にはなりますよね。
大体7日間ぐらいで3割負担で15万ぐらいですね。
(2人)あ〜。
今テレビご覧になってる皆さんの中でも自分ちょっと当てはまるかもなっていう方もいらっしゃると思うんですよ。
慢性のこの扁桃炎だっていう事を疑うポイントっていうのは何かあるんですか?急性の扁桃炎を起こしたあと1か月ぐらいにわたって何かのどのイガイガ感がとれないとか乾燥感があるとかですねあるいは微熱が続いてる場合にはやっぱり一度耳鼻咽喉科を受診してのどの奥を診て頂いた方がいいと思いますけどね。
この慢性扁桃炎なんですけれども今度はですね日常生活で困った事が続いてしまうそんなケースもあるんです。
今のもかなりそうでしたけれどももっと身近な日常生活でって事?周りの人たちも巻き込んで困った事になってしまうこんなケースです。
扁桃炎は高い熱が出てのどが痛むだけではありません
遠藤さんはある悩みを抱えています
遠藤さんの悩みそれは口のにおいです
え?気が付かない?
1年ほど前家族に言われて気が付いたそうです
えっどうしよう?あとは会社とかでも…
遠藤さんはにおいが気になって向き合って話すのが苦手になりました
香りの強いガムやあめが手放せなくなりました。
それでもにおいはなくなりません
「歯磨きが足りないのでは?」。
時間があれば歯を磨いているような生活になっていました
家族には「歯が磨けてないんじゃないのか?虫歯があるんじゃないのか?」っていう事もあったので…回数で言うと…糸で歯の間磨いたり舌を磨いたりなるべく。
遠藤さんは歯科医に診てもらいました。
しかし異常は見つかりません。
「胃が悪いのでは?」。
人間ドックにまで行きました。
しかしにおいの原因は分かりませんでした
ねえちょっといらっしゃい。
そんな時家族が調べてくれた事ににおいのヒントがありました。
それは?
遠藤さん今度は耳鼻咽喉科へ行きました
診察をした徳永医師です。
においの原因は扁桃にあると見抜きました
これは口の中の画像です。
舌の付け根の辺りに白いものが見えます。
これが膿栓です
扁桃の表面には細菌やウイルスを捉えるためのくぼみがあります。
扁桃が炎症を起こすとそのくぼみに膿がたまります。
それが膿栓となってにおいを出すのです
遠藤さんのにおいの原因はこの膿栓だったのです
チョイスはもちろん膿栓を取り除く事です
治療は水を押し出す器具で膿栓を洗い流します
これが治療の様子です。
白い膿栓が出てくるのが分かります。
遠藤さんはにおいの原因を取り除く事ができました
扁桃炎は口のにおいの原因にもなるんです
これが日常的に…。
こうしゃべってて相手の人がって。
相手気付くぐらいだもんね。
原因も分からへんっていう…。
かわいそうですよ。
今これは扁桃のところを図にしてるんですけれどもこれはヒダヒダのところが詰まってるような感じなんですが。
実際はこれがもうちょっと細いトンネルがあってトンネル状の中にボコボコ入ってるんですね。
これはやっぱり定期的にああやって洗浄しないといけないって事ですよね。
これは完全に取れるっていう事はない事が多いんですねやっぱり。
だから何回か洗う必要はありますし一発で取れちゃうっていったらそれが一番いい事ですけども。
これおいくらぐらいするんですか?手術そのものは外来だと徳永耳鼻科のあの先生のところだと400円ですから3割負担で120円。
あれは手術…麻酔やったりもしないんですか?ただ口開けて洗浄。
開けてシャ〜ッて。
ですからちょっと「うっ!」と来たりちょっとこすって血がにじんだりという事はあるみたいですけどね。
まず自分ではこれ取れないものなんですか?自分ではさすがに。
あの二日酔いの時に指突っ込んでゲーゲーやるようなもんですね。
なかなか奥なので苦しい。
例えば歯磨いたあとすごい強烈なシャワーで口の奥こうやってもやっぱ取れないものですね。
自分でやるのはともかく粘膜を痛めるきっかけになりますからあまりお勧めしません。
これ大体だから通っていらっしゃる方はどれぐらい?ひとつきに1回ぐらいは。
頻度はもう…私のところではやってないんですよ。
あの外来でやるっていう事ですね。
耳鼻科でもですねこの洗浄をやるところっていうのは意外に少ないんですね。
ですから受診する前に必ずご近所の先生に電話して確認した方がいいですね。
意外に少ないと思います。
じゃあいわゆるこれも扁桃を全部摘出するっていう手術の道もあるって事ですか?そうですね。
ともかく何度洗っても扁桃からああいう膿が出てくるって事であれば扁桃そのものを取るっていう事もチョイスの一つになるんですがやっぱり「口臭ぐらいで」って言う方もいらっしゃるし外来で今のように取れる事もありますから手術まで至るっていう方はケースとしては少ないですね。
結構体質によるんですか?膿がたまりやすい方って。
これもだから慢性の扁桃炎をどれだけ繰り返すかですね。
大切な事は一つあるんですね。
これ誤解して頂きたくないのは膿栓イコール口臭ではないんですよ。
今だとすごくクローズアップされてしまいましたけどやっぱり口臭はまずは胃が悪くて今割と有名になってる逆流性食道炎。
これがないかどうかですね。
それからあと口の中の病気歯槽膿漏とか虫歯とか歯肉炎とか。
そういう事もありえるっていう事ですね。
何がやっぱり原因なのかっていうのはしっかり突き止める必要があると。
そうですね。
人それぞれいろいろ原因がどっかにあるはずですから一個一個除外して診断していくというのがとても大切です。
それにしてもでも驚きましたね。
驚くね。
やっぱりそこまで何かそんな重大なものとも思ってもなかったし。
慢性扁桃炎は放っておくと骨や手足に炎症が広がったり腎臓病になる場合があります
また口臭の原因になる膿栓がたまる事もあります
飲み込みづらいのどがイガイガするのどが渇く微熱がある。
という症状が1か月以上続く場合は耳鼻咽喉科で診てもらいましょう
慢性扁桃炎のケースを今見てきましたよね。
ところがねちょっとこのチョイスブロック見て下さい。
ほかに実はですねここの部分。
急性扁桃炎で治らずに悪くなる。
そして体のまた別の所が意外な所が悪くなってしまうというケースがあるんです。
そのケースを。
扁桃以外にも症状が出る病気にかかった…
福地さんの体に異変が起きたのは2015年の6月でした
それは仕事中でした。
体が熱っぽくなりのどに痛みが出たのです
次の日とか時間がたってちょっとのどトイレとか鏡で見てみると…
症状が重くなっていくのが分かりました。
しかし仕事を休むほどではないと思っていました
一回まあ大丈夫かなと思って会社出て朝だったんで熱がちょっと低くかったんですけどそれが午後になって上がってきてしまって…。
「疲れが出たのだろう」。
福地さんは2〜3日体を休めました。
しかし…
いや〜一向に…
症状は日に日に悪くなっていきます。
福地さんは内科で診てもらう事にしました
熱がすごかったんでとりあえず内科に行って。
やっぱ熱がすごいってなると…自分もそうだったんで。
検査の結果…
診断は?
薬を何個かもらってあとうがい薬とかよくあるやつ。
しかし薬をのんでものどの痛みは治まらず食事をするのも一苦労
40度近い熱も下がりません
そこまではちょっと風邪かなと思ってたんですけど。
それにしてはちょっと何か症状がきつすぎるんで。
3日後今度は近所の耳鼻咽喉科に行きました。
診断は?
耳鼻科でも…その時に薬もらったんですけど強い薬を出してもらったんです。
強い薬でもよくなりません。
翌日詳しく調べてもらえる病院へ行く事にしました
そこではなぜか血液検査をする事になったのです
主治医の内尾医師です。
検査の結果福地さんには扁桃炎以外の異変が起きている事が分かりました
放っておくと肝臓は更に悪くなっていった可能性があると思います。
なんと肝臓が危険な状態だったのです
これを聞いた福地さんは
全然予想だにしてなかったですね。
結構お酒弱い。
血液検査の結果です。
肝臓の働き度合いを表すASTとALTという数値が急激に上がっていました。
福地さんは急性肝炎になっていたのです
肝臓が悪かったのでその日に入院して頂いてベッド上安静を指示させて頂きました。
福地さんはその日のうちに入院。
治療は抗生剤の点滴。
そして安静にして肝臓を休める事です
1週間の入院で肝臓の状態はよくなりました。
のどの痛みも治まり熱も下がりました
急性肝炎も同時に発症する扁桃炎。
一体どういう事なのでしょう?
どうしようもないですよねこれ。
そうですね。
これ血液検査するともうほぼ診断つくんですけどね。
でも何でこの扁桃が肝臓に悪さをするんですか?これはウイルスによって起こる病気なんですね。
そのウイルスによる急性肝炎っていうふうにいわれてます。
このウイルスはEBウイルスっていうんですね。
やりました!私21の時に…。
かかった?かかりました。
帰ってきて何か具合が悪くてそれで病院に行っても風邪薬もらったんですけど治らなくてもう一回行ってまさに血液検査して。
じゃあはまじ本当にこれかかった訳や。
伝染性単核球症。
まさにそう!こちら。
福地さんと同じで。
やっぱりだるかったですか?メチャクチャだるかった。
もうね起き上がれないんですよ。
ベッドから起きてトイレに行くだけで何だろ?富士山5往復したぐらい疲れて。
とにかくベッドから動くなって言われてず〜っと黙って2週間入院してそのあと更に2週間実家に帰って黙って。
やっぱりそれぐらいかかるもんで。
いつ感染してしまうんですか?ほとんどの場合はですね日本ではやはり小児期に母親から離乳食で口移しで感染するとかあるいは保育園とか周囲の人からうつってしまう。
小さい頃はですね不顕性感染といってほとんど症状出ないんですよ。
せいぜい出ても風邪か軽い扁桃炎ぐらいです。
そうだったんですか。
お母さん結構食べさせてくれてたんだけどな。
これは先生いわゆる運って言ったらあれですけどどうしようもない事ですよね。
これはもしご心配であれば血液検査するとそのEBウイルスの抗体価がすぐ出ますから感染してるかしてないかはすぐ分かります。
じゃあやっぱり抗体がないってなったら…。
用心しなきゃいけない。
用心で。
あ〜なるほど。
一度なったらじゃあもう再発はしない訳ですね。
抗体がある訳ですからね。
抗体ある方ないかであればもうこれは終生免疫といわれてます。
一生生涯免疫で。
今日扁桃炎のお話を始めて急性肝炎のところまで進んできました。
どうです?最初のイメージとは。
全然違います。
もうただ単に「あっ風邪ひいた。
唾飲み込めない」っていうここからもう今「うわ〜大変大変。
ほっとくとこんな所にもこんな所にも」って広がってしまって本当に大事にしなきゃいけない場所だなと思いました。
これ確かにみんな鏡で自分で見ても分かんの?こうやって。
扁桃腺腫れてるとかね。
だから自分でも見つけやすいしある程度の対処方法今まで知ってる気分でおったからそんな大したもんではないと病気として思ってたけれども変わりましたイメージ。
頭が変わる。
頭を変えるって意味の変頭をねはいしました。
ひっくり返るとね転倒って言うんですけどね。
今ので巻き添えで僕のコメント使えんようになる。
扁桃炎で苦しんでね先生のところにいらっしゃる方患者さん多いと思うんですけれども改めてどういうポイント皆さんにアドバイスして…。
やはりたかが扁桃炎って言っても侮れないですよね。
息苦しくなったり場合によって最悪の場合はですねそのバクテリアが細菌が全身を巡る事も重々ありえるんですね。
ですからどうしてもご心配な場合は近所の耳鼻咽喉科をできるだけ早く早期発見早期治療の典型ですから受診される事をお勧め致します。
扁桃炎について詳しく伺いました。
(一同)ありがとうございました。
2015/12/04(金) 12:00〜12:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「あなどれない 扁桃(へんとう)炎」[解][字][再]
のどの痛みと高熱が特徴の「扁桃(へんとう)炎」。繰り返すと影響が骨や腎臓・肝臓など全身に及び、命に関わることもある。意外な原因や治療のベストチョイスを伝える。
詳細情報
番組内容
のどの痛みと高熱が特徴の「扁桃(へんとう)炎」。繰り返すと影響が骨や腎臓・肝臓など全身に及び、命に関わることもある。意外な原因や治療のベストチョイスを伝える。【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサー ほか
出演者
【講師】東京新宿メディカルセンター診療部長…石井正則,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
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