ためしてガッテン「舌も踊る!タコ新世界」 2015.12.02


好っきやねん!タコ焼き〜!…の中に入っているタコが今日の主役。
いきなりですがここでクイズ!そう…こ〜んな小さなタコからマダコやミズダコまで刺身で食べたり…焼いたり干物にしたり。
(女性1)おいしいなあ。
(女性2)おいしいわ〜。
そんなタコを知り尽くした日本人にもう1問!海の中を縦横無尽に動き回るタコ。
でも時々…こ〜んな不思議な動きをする事があるんです。
実はタコのおいしさにもつながるこの動き一体何をしているのか分かりますか〜?
(小野志の輔)こんばんは。
「ためしてガッテン」のお時間がやってまいりました。
タコのあの動き不思議な動きでございましたが答えて頂くゲストの皆さんはタコはどれぐらいお好きでございますか?やっぱりおいしくない。
いろいろ試しましたがタコが一番ですね。
やっぱりイカと違います?イカやった事ないでしたけど…。
他何入れてみたの?ウインナーとかコーンとかやるんですけど…あのコリコリ感が何とも言えないよね。
ユージさんもタコは?アメリカはあまりタコ…。
僕の周りではあんまり食べる人はいませんでしたね。
日本に来てからやっぱりタコを食べるようになって大好きです。
まみちゃんもタコは…。
食べますけど…
(笑い声)ああそうですか。
珍しいお答えだよね。
(笑い声)さてこれご覧頂きましょうか。
「タコintheWorld」という事で。
うわあ〜!日本でしたですよね。
もう一度ご覧下さい。
最初に出題いたしましたタコの不思議な生態でございます。
(ユージ)これは何だ?さあお考え下さいませ。
(くわばた)すご〜い!
(山瀬)速い。
まるで踊っているように見えますが…これよく「タコ踊り」言いますが本当にタコは踊ってるんですね。
でもタコはちゃんと何かをするためにやっております。
それをお考え頂くんですがそのお考えを進めるためにご覧下さいませ日本中がこんなにタコを愛してるというVTR。
この中にこれのヒントがある。
どうぞご覧下さい。
(笑い声)やって来たのは瀬戸内海。
日本有数のマダコの産地です。
ここで行われているのが…餌も入れずにただ沈めるだけでタコがとれちゃうという不思議な漁法。
では海の中をちょっと拝見。
「あ〜疲れた。
どっか休める所ないかな〜。
おお〜いいのがあった!いやあ適度に狭いこの感じがたまらないな〜!」。
「ん?なんだ?あれ?なんかうるさいぞ。
あれ?水がない!外が明るい!なんだなんだ〜!?うわっ人間だ!」。
「早く逃げなきゃ!やばいよやばいよやばいよ〜!あっ!や…やられた〜!」。
…ってな感じの伝統的な漁法なんです。
さて漁師さんたちはどんなふうにしてタコを食べてるの?おっ生のままで包丁を入れ始めました。
何やら吸盤だけ切り離してる様子。
更に白い筋肉の部分と皮をきれいに分けて3つにしちゃいました。
身はねっとりとした甘みが特徴。
吸盤は細かく切ってコリコリした食感。
更に皮は湯がいてキムチ和えにするんだとか。
足を3種類に分けて違う食感を楽しむのが瀬戸内の漁師風。
中でもおすすめなのが吸盤なんですって。
羨ましい〜!所変わって…瀬戸内海は淡路島。
ここには豪快なタコ料理が。
なんと生のタコを鉄板でプレスして焼いちゃうんです。
うお〜ダイナミック!地元の人だけじゃなく…更に東北青森では…タコの胴体を裏返して…。
中から出てきたのはなんと…腸や白子など内臓を根こそぎ取り出して…大鍋で大胆に煮込んじゃうんです。
その名も「タコの道具汁」。
この地域では昔から内臓の事を「道具」と呼んで味わってきました。
あ〜。
さすが世界一のタコ王国日本!吸盤から内臓までしゃぶりつくしてますね!へえ〜!
(ユージ)全部食べれるんですね。
白子があるのね。
(山瀬)ね!でっかかったですね。
あんな大きいんですか!VTRに見とれてる場合じゃございませんよ。
タコのあの動きは一体…。
残念ながら…
(笑い声)ごめんなさい。
ほらず〜っとこうやってそぎ落としてたでしょ吸盤を。
あそこら辺りがヒントといえばヒントだったんですね。
ここまで言えばもう十分でございましょう。
こういう動きで吸盤に何ができるんでしょう?さあもしこの答え正解をして頂きますとここに飾ってあるこのタコをお持ち帰り頂く事ができる。
(ユージ)えっ!?大きいな〜!
(くわばた)結構迷惑ですよ。
さあ一斉に出して頂きましょう。
せ〜の…。
私タコの吸盤1回食べた事あるんです。
すごいんです唇とかにひっついて。
という事はタコ自身も吸盤自分の頭にペタンってひっついて取れなくなるんじゃないか。
って事は「ひっついたあかん!ひっついたあかん!」って言うて一生懸命こうやってないとひっつくんじゃないかなという。
自分自身でついちゃったら…。
すごい吸盤力だもんね。
やっぱひっついてしまうんです。
だから砂ぼこりから石から何でも吸盤に入っちゃうから本人も取り出せないんでクネクネクネクネ…。
ここについてるものを掃除しながら…。
「あ〜くっついちゃった!」ってやってるんです。
さあ「洗浄」。
はい。
ごめん答えかぶっちゃった。
(ユージ)いやいいんじゃないですか。
なるほどなるほど。
はい。
さあそれでは正解を…。
こちらです。
吸盤をよ〜く見ていて下さいね。
吸盤の付近に何だか薄〜い膜のようなもの見えませんか。
(ユージ)あっ見える!
(くわばた)あります白いのが。
(一同)え〜!?
(くわばた)タコって脱皮するの!?
(ユージ)知らなかった!吸盤の所だけ脱皮してるんです。
(ユージ)吸盤の脱皮してたの!?頻繁に脱皮する事で…
(くわばた)すご〜い!つまり古い皮を取って新しいふうにしてるという意味におきましては皆様いいとこまでいきましたけども残念ながらこれをどなたも獲得できませんでした。
(ユージ)悔しいなこうなったら。
(くわばた)悔しいようなうれしいような。
(笑い声)じゃあ他のイカとかも吸盤持ってるやつはみんなこうやって脱皮するの?そこなんです。
イカの吸盤とタコの吸盤今比べて見ています。
イカの吸盤よ〜く見ると何だかトゲのようなものがあります。
これを獲物に刺したり獲物に引っ掛けたり岩なんかにも引っ掛かる。
これがイカの吸盤。
ではタコの吸盤は…ツルンツルン。
これ全部筋肉です。
(くわばた)だからコリコリして。
この筋肉の力100%でもって獲物や岩にピタッと吸い付くんです。
(一同)へえ〜!それでは皆さん実際タコといえばこの食感が命よねというまずタコを食べて頂きましょう。
(くわばたユージ)うれしい!吸盤の方は生のタコの。
私こんなの食べるの初めてだ。
(ユージ)僕もです。
生をなかなかうちへ持ってくる事はないですね。
やっぱりタコ焼きはこれでないとというのが分かるね。
タコぶつの方はスーパーで一般的に売られているゆでダコです。
うんおいしいもんだ。
(ユージ)おいしいわ〜。
さあ実はですね…
(ユージ)何だこれ?とにかく食べて下さい。
(くわばた)えっ!?
(ユージ)やわらかい。
おいしいです。
(山瀬)おいしい。
(くわばた)タコってこんなにやわらかくなるのかな?そう。
そうなの。
これはもうはかないぐらいに…。
とろけるよね。
(山瀬)スッといなくなる。
という事を今回教えてくれましたのが実は…ほら!
(ユージ)あれ?どこだか分からない。
どこなんでしょう?
(笑い声)この国旗で…。
そのとおりです。
ご覧頂きましょう。
テーマです。
日本人も知らなかった調理法がありました。
タコが泣いていた理由も分かりますよ。
やって来ました古代文明発祥の地…美しい地中海に囲まれた歴史と観光の国。
実は古代からタコを食べていたという長いタコとの歴史を持った国なんです。
そんなギリシャで日本人が知らないタコ料理を探しちゃいま〜す!早速岸壁にタコの絵を発見!実はギリシャではタコは特別な存在。
姿形や色を自在に変える事から物事に柔軟に対応する賢者の象徴でした。
…ということわざまであるほど。
魚市場をのぞくと…やっぱり歴史を感じますね。
わっ!地中海でとれたばかりの新鮮な魚がいっぱい!タコも…ありました!ギリシャではゆでたタコじゃなくて生で売るのが普通なんですって。
そんなギリシャの皆さんは日本のタコ料理をどう感じるんでしょう?まずは大阪人が愛してやまない…へえ〜この味分かるんだ!…と思ったら。
まあミートボールとは違うんですけどね。
続いては定番の…あら?こちらの女性は…。
あっ!
(くわばた)うそだ。
(ユージ)そんなに?
(笑い声)ごめんなさい。
日本のタコ料理口に合わないんですかね?じゃあギリシャの皆さんは一体どんなタコ料理を楽しんでるの?早速こちらのタコ料理店で調査です。
迎えてくれたのはベテランシェフの…すいませんタコ料理見せてもらえますか?わあ〜どんな料理なんだろう?と思ったら…テレザさんなぜかタコを持って店の外へ。
あれ?そっちは海なんですけど…。
何をしようっていうの?ん?タコを手に取って…。
ひえっ!な…なんて事を!うわ〜!こちら別のギリシャの女性もやっぱり…。
一体何をやってるの!?ギリシャに旅行に行ってああいう方を見かけても決して止めないようにって事ですね。
(笑い声)かわいそうにとか言っちゃ駄目なんだね。
こちらギリシャ料理店のベテランシェフテレザさんです。
タコをやわらかくするためにやってるんですね。
そうです。
(一同)へえ〜!実はそれくらいやらないとやわらかくならない事情がタコの方にもあるんです。
(一同)え〜!脱皮の映像覚えていらっしゃるでしょうか。
あのタコの動きを思い出して下さい。
複雑にいろんな方向に動いています。
そして獲物をとる時には思いっきりグワーッと伸ばす。
こんな動きもしなくてはいけません。
そのためにですね実は…こちらがタコの足の筋線維。
普通動物の筋肉線維というのは同じ方向に向かって並んでるものなんです。
でもタコはこっち向いたりこっち向いたりこうなったり。
すごいねだけど伊勢エビ抱え込んで…。
(ユージ)あんな硬いものを。
(笑い声)でも8本もあればむきますよこうやって。
(笑い声)
(ユージ)じゃあむいてるかもしれないですね。
(笑い声)ですからこの…確かにギリシャでこれを教えて頂きました。
すごくおいしかった。
ですよね。
先ほど食べて頂いたあのやわらかいタコですがどうやって作っていたかというとこちら。
岩にたたきつけたあと…「タコの赤ワイン煮」の完成です。
このようにしてギリシャでは皆さんタコをやわらか〜くして食べてるんです。
(一同)へえ〜!
(山瀬)すご〜い!
(くわばた)知らなかった。
(ユージ)知らないこの技。
それでは日本でもやわらか煮はもう極上のものをこしらえてる所がございます。
お伺いいたしましたのはタコの本場でございます。
(くわばた)さっきありました…はい。
(ユージ)え〜?どうしようかな。
「あ」が付く?淡路島以外で「あ」が付く所。
「あ」…。
(笑い声)さあ正解をどうぞ。
(山瀬)タコといえば明石。
さあ行ってみましょう。
どうぞ。
こちらタコの一大産地兵庫県明石市。
この商店街では至る所に…タコ!タコ!タコ!はいいらっしゃい。
ゆでたタコだけじゃなくなんと生きているタコまで!そんな商店街の一角に大人気のタコ料理が。
それがこちら。
タコのやわらか煮!冬タコがかたくなる時期やわらか〜くして食べるようになったのが始まりなんですって。
(女性1)おいしいなあ。
(女性2)おいしいわ〜。
やわらか煮を作る達人がいるといううわさを聞きつけやって来たのは…人一倍鋭い目つきのこの女性がタコ料理の達人…料理サイトにおよそ300もの漁師レシピを載せているんですって。
ではやわらか煮の作り方見せて下さ〜い!水に酒しょうゆ砂糖などを加えここにゆでダコをドカーン!煮続ける事…じゃあ開けてみましょうね。
あっいい感じね。
ほらほらほらほらもうトロトロですよ。
もうほら見てほらほら。
うわあ〜おいしそ〜う!これで火止めます。
これで完成!…と思ったら。
え〜!結局鍋の中で…日本が誇るやわらかタコ料理…
(ユージ)わあ〜うれしい。
うれしい!はいそれでは明石の方もお召し上がり下さい。
(ユージ)やわらか〜!びっくりするぐらいやわらかい。
あっ!
(くわばた)味付けもやっぱり日本人が好きな味付けやし。
(ユージ)おいしいし。
最高。
明石を代表するやわらか煮がちゃんと日本にもございました。
テレザさんに負けないやわらかさ。
(笑い声)ギリシャのテレザさんは…一方こちらは…えっあれ?鋭いご質問です。
実はこちらも生を下ゆでするところから始めておられます。
実はスーパーでよく売られているこういうゆでダコ。
これを使って同じ方法でやわらか煮を作ろうと思ってもうまくできないんです。
(山瀬)ねえ!
(くわばた)そうなんですか?一回強く火が入っているのでたんぱく質が変性してしまっていてそこからまた更にやわらかくするにはもっともっと時間が実はかかります。
でも私たちはなかなか…大阪でもなかなか…。
そこで「ガッテン」が…。
3つ探してきました。
ゆでダコをコトコトず〜っと大体2時間も煮るとやわらかくなってきます。
(一同)へえ〜!または…。
圧力鍋で。
でも2時間そんな時間がない人も圧力鍋をお持ちじゃない人もできる方法はないかと思いましたらもう一つありました。
何々にっていうのは…やわらかくする道具。
(山瀬)細胞とか筋線維を壊したいんですよね。
鋭いですね。
はい。
(山瀬)よく壊すので…
(くわばた)なんかありますね。
(山瀬)野菜とかも…。
(笑い声)
(山瀬)「他は他は?」って感じです。
だってヒント難しいですよね。
(ユージ)使わないけど持ってますかね?みんな。
持っておられる方多いと思いますね。
え〜?
(くわばた)水筒じゃない?合ってますよね。
水筒は水筒だけどこういう呼び方もあるでしょう。
かつてほんとどこのお宅にもあったものなのでひょっとしたらどこかで眠っているかもしれません。
ですからこのために魔法瓶を買う必要はありません。
(笑い声)ここで…鍋に…ゆでダコを入れて強火で煮込みます。
10分したら密閉袋にタコと煮汁を全て入れてしっかりと封をします。
はいどうぞ。
こちらです。
(くわばた)あっそういうふうにして。
開けます。
そうすると…。
(ユージ)そういう事か。
味のしみた…
(山瀬)すご〜い。
くれぐれもやけどには気をつけて下さい。
なってると思います。
飲みに行こうよとか食べに行こうよって友達に誘われても…
(笑い声)タコが待ってるから。
そんな事でタコはコリコリそれだけが魅力だと思っておりましたが見事にやわらか煮の魅力を知ってる地域もございますしおうちでやわらか煮をちゃんと楽しめる方法はあるんだという事。
ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございます。
今度はいきなりですが…鶏ですか?皆様へのプレゼントです。
(ユージ)あれ?
(山瀬)鶏じゃない。
やきとりじゃないですね。
(くわばた)タコですよ。
でも召し上がって下さいどうぞ。
私がなぜやきとりと言ったか分かって頂けると思います。
(ユージ)いただきます。
(ユージ)うん!いい香り。
ほんとだ。
何これ焼いただけでこんなおいしいの!?
(ユージ)鶏の脂身みたいなのありますね。
そうでしょ。
(笑い声)
(ユージ)あれ?そうなんです。
やきとりの匂いするよ。
なぜタコがやきとりになったのかご覧頂きましょう。
このやきとりの香りがするという不思議なタコ料理を発見したのもギリシャ。
あのテレザさんが教えてくれたんです。
使うのはたたいてやわらかくした生のタコ。
まずはギリシャ料理の定番オリーブオイルをつけて…そのままグリルで焼き始めました。
ギリシャの伝統料理…ただ焼いただけに見えるシンプルな料理ですが…。
最大の特徴はもちろん…。
ギリシャの人たちもこの不思議な香りが大好きなんですね。
そこで!香りの正体を知るため「タコのグリル焼き」を持ち込んだのが…これまで1万種類の香りを分析してきた…まずは実際にその香りを嗅いでもらったところ…。
やっぱり!?そこで香りの成分を精密に解析してみるとなんとタコを普通に焼いただけでは出てこない成分が8つも現れたというんです。
先生これって一体何の匂いなんですか?えっほんとにやきとりなの!?タコが鶏になってるって事?一体タコに何が起きたっていうの!?
(一同)え〜!?つまりこの先生のおっしゃってるのは…つまり先生は何の仕事もしてない。
(笑い声)いやいやいや…。
先生は一生懸命説明はして下さいました。
それがとても難しかったので分かりやすくアニメーションに。
どうもどうも申し訳ございません。
(笑い声)ちょっとこちらご覧頂きましょう。
これタコの足の断面の写真です。
ここが吸盤です。
タコの足というのは身皮そして「皮と身の間」という部分があるんです。
この部分には…
(くわばた)そうなんですか。
オリーブオイルを塗るとこの時実は身と皮の間にも染み込みます。
するとそこで…ここで直火。
すると…それがあのやきとりの匂いになってるんです。
(くわばた)へえ〜!
(ユージ)そうか〜!そうです。
もともと香りがあると思われてませんよねタコは。
イメージないですねあんまり。
ですけどギリシャの人たちはタコは香りがおいしいんだとおっしゃるので今回の技が分かったというわけです。
脂があるって驚きです。
(山瀬)宮崎の…
(くわばた)分かります!あれを思い出しました私も。
すごくおいしかった。
そうそう。
皮の焦げた味がする。
(くわばた)やってみよう。
切らない方がいいんですか?丸ごとの方がいいんですかね?焼く時焼きやすいです。
さてこのあといよいよこんなに簡単にこんなにおいしいお料理ができるのかという本当に皆さんがすぐにやってみたくなるタコのお料理の実習コーナーでございます。
先生をお迎えいたしました。
瀬戸内の中国料理店オーナーシェフ長坂松夫さんですお願いします。
(拍手)こんにちは。
お世話になります。
(拍手)よろしくお願いいたします。
今日はタコの部位別の特徴を教えて頂きます。
(長坂)タコぶつを日本の人が食べる時にはボコボコボコと何も考えずに食べてるんだけど本当は…
(長坂)ここはコリコリコリコリしてて。
吸盤の部分。
(長坂)こっちは粘着性のある部分ですよね。
すごくまったりしたところがあるんですね。
やわらかくて。
このカットのしかたを料理に反映させると…初めて聞きましたよそんなの。
じゃあまずその切り方から。
今日はくわばたさんに挑戦して頂きます。
私?新食感のタコ刺しだそうです。
僕がねお手本を見せますね。
吸盤だけを切りたいので包丁を…。
ああそう入れるんですか。
(長坂)少しまな板から包丁を浮かせるようにします。
で切ってあげます。
くわばたさんが切る時は危ないのでこういうふうに切ってくれて。
これでもいいです。
皮は少しナイフを入れたらひっくり返しといて少しこういうふうにえぐるようにしてあげる。
はいどうぞ。
やってみましょうか。
(くわばた)先生このまま切っていいって言いましたよね。
この辺でこうでいいんですか?それでこう。
(長坂)チャンチャンとそいで。
(くわばた)ほら私ちゃんと話聞いてるでしょ人の。
ちゃんと先生ひっくり返してはったからね。
何をブツブツむきになりながら。
(笑い声)
(長坂)この部分は全然引っ張ってもちぎれないんです。
細く切ってあげます。
あとはやわらかいんでお好きな厚さに。
(くわばた)へえ〜!3種類出来ちゃった。
もうほんとに和食のお店屋さんが出すのと同じような状態になる。
(くわばた)うわあ〜もう家にすぐにタコぶつ買って帰りたい!そして合わせだれがゆでダコ1/2本に対して…さあ次は…。
ユージさんに作って頂くのは…
(長坂)まず油を入れてくれますか。
(ユージ)油を全部。
(長坂)今度は白菜を入れて下さい。
ネギも入れちゃいましょう。
1センチの輪切りです。
強火にして下さい。
はい。
この鍋肌の気持ちにこう行くわけです。
気持ちが。
鍋肌の気持ちにね。
それでこれでゆっくり香りを出しながら炒めます。
(ユージ)ああ〜。
ちょっと気持ち分かってきましたよ。
(くわばた)うそつけ。
(笑い声)いい香りしてきました。
そうしたらこれをまずかたい所だけ先にポンポンと入れちゃって下さい。
やわらかい所も入れちゃって炒めて下さい。
いい香りだ〜。
いい香りしますよ〜。
これ最後に入れます。
なぜかというとかたくなりやすいので。
(長坂)今度はここで合わせだれを。
(長坂)それで今度ゆっくり。
(ユージ)ゆっくりゆっくり。
(くわばた)うわあ〜おいしそう。
(長坂)もう出来ましたね。
(ユージ)これでオーケー。
(山瀬)わあすごいいい香りこれ。
(長坂)ごはんの上にのっけて丼物がおいしい。
(くわばた)うわあ〜!めっちゃおいしいわこれ。
「タコと白菜のピリ辛炒め」完成です。
では続いて山瀬まみさんに作って頂きます。
(長坂)この皮の所をすごく細かく切りました。
なぜかというと…
(長坂)こちらで食感を出したいっていう作戦に切り替えます。
卵の中にお塩とか全部…。
卵2個にお塩しょうゆこしょう少々サラダ油。
(長坂)パタパタッとかき混ぜて下さい。
こうすれば誰でも出来るチャーハン。
はいオーケーです。
この中に全部入れて下さい。
えっもう卵かけごはんみたいになっちゃっていいんですか?
(長坂)そうですそうです。
ネギを入れてこれを入れます。
そしてゆでダコの皮の部分をみじん切りしたものを。
これをよく混ぜて下さい。
皆さんほら家庭でやる時…だけどこれをやると…
(長坂)このまま食べても食べられる。
卵かけですよね。
はい。
このまま鍋の中に落とします。
(くわばた)ほんとに?
(山瀬)え〜!
(笑い声)ほんまに大丈夫なんですね?火を付けて下さい。
はい。
(くわばた)知らなかった。
(ユージ)知らないこの技。
(長坂)平らにして下さい。
お好み焼きみたい。
そうそう。
(山瀬)チャーハン作ってるんですよね?
(長坂)チャーハンです。
そうそう。
分かります。
あっちょっと香りしてきたよ。
してきたね。
(山瀬)いい匂いになってきた。
(長坂)じゃあこれで…。
はい。
いいですいいです。
なるほど。
へえ〜。
(ユージ)あらちょっとおこげみたいなのが。
(長坂)あとはできるだけフラットにしてあげて。
(山瀬)またフラットですか?
(長坂)また平らにして。
(長坂)表面にこれ少し湿り気がありますね。
そしたらこれを…。
吸盤の部分と白い部分1センチ角に切ったものです。
(長坂)これを押さえながら。
(山瀬)押さえる。
(長坂)ここはもう適当に混ぜて下さい。
(長坂)ごはんを切るように。
(ユージ)いいね。
おこげが入ってて。
ついあおりたくなりますね。
あおっていいんですよ。
(山瀬)あっ重!
(くわばた)上手!
(ユージ)だんだんパラパラになってきましたね。
(ユージ)いい香りがしてますよ。
(長坂)うまいですよ。
(長坂)はいもう大丈夫です。
(くわばた)ほんといい香りする。
(長坂)出来ましたね。
「簡単タコチャーハン」出来上がりです。
(ユージ)いいこれ。
(長坂)失敗がない。
誰がしても。
(ユージ)最高です。
いただきます。
(一同)いただきます。
まずお刺身から。
(ユージ)うん!おいしい。
(くわばた)あっタコぶつで…周りの皮…もったいなかったほんとに。
では続いて白菜との炒め物。
(くわばた)すっごいおいしいです。
(ユージ)ほんと食感面白いですね。
ネギもまた違うし。
うん。
ごはん合いそう。
ではチャーハンをどうぞ。
う〜んおいしい。
(ユージ)あっほんとだ。
(ユージ山瀬)おいしい。
もうオリジナル料理作ってる。
すごいよ。
(くわばた)どう?最高。
確かにタコのフライとかタコの天ぷらとかそういうタコ全体での料理はありましたけどタコを部分的に知るって事を教えて頂きましてありがとうございました。
ごちそうさまでした。
(拍手)今回いかがでございましたですか?タコは好きでも嫌いでもなかったんですけれども今日をもちまして好きになりました。
おお〜よかった。
(拍手)
(笑い声)ほんとありがとうございました。
最後にスーパーのタコがもっと味わい深くなっちゃうお話。
タコの産地でよく見るモーリタニア。
どんな国か知ってますか?モーリタニアは西アフリカにある大西洋に面した国。
ここは世界最大級のタコ漁場なんです。
その漁を見るとなぜか日本の伝統的な…実はこれある日本人が深〜く関わっているんです。
モーリタニア大使にお話を伺ったところ…。
中村正明さん。
モーリタニアにたこつぼ漁を教えた伝説の日本人です。
38年前途上国支援の仕事でモーリタニアに渡りました。
そのころモーリタニアの漁業といえば跳びはねるボラを棒でたたいてとる原始的な方法。
そこにたこつぼという漁法を持ち込む事で新しい産業が生まれました。
おかげで多くの人たちの生活が豊かになったそうです。
今や…今その中村さんは東京の下町で暮らしています。
(スタッフ)「ためしてガッテン」です。
今日はよろしくお願いします。
5年前にはモーリタニアから勲章までもらうほど。
すご〜い!私にとってみると第2の故郷だと自らも自負していますし彼らもそのように受け止めてくれています。
日本で一年中タコを食べられるのもこんな人たちの努力があったからなんですね。
2015/12/02(水) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
ためしてガッテン「舌も踊る!タコ新世界」[解][字][デ]

世界で最もタコを食べてる日本人。でも知らない魅力がまだまだいっぱい!日本の産地や地中海ギリシャを大調査したら、驚きの美味調理法が出るわ出るわ!ぜひお試しあれ!

詳細情報
番組内容
タコぶつや刺身でいただくことが多いタコ。でも瀬戸内海の漁師はタコの足を3つに分けてコリコリ感マックスの食べ方を。そして青森にはタコの内臓料理が。さらにギリシャでは、タコを柔らかくするため、海岸で恐ろしい儀式を行っていたり。タコは知らないことだらけ。そこで、今回お伝えするのは、タコをふわっと柔らかくしちゃう10分ワザや、なぜかタコが鶏に変化しちゃうという不思議な香りワザ。タコの新世界が広がります!
出演者
【ゲスト】くわばたりえ,ユージ,山瀬まみ,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】生野文治

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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