今月1日に結婚していたことが明らかになった、プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(22=大橋)に祝福が相次いだ。4日、横浜市内の所属ジムを訪れると、待ち受けた関係者から花束が手渡されるなど、和やかな雰囲気に包まれた。高校生の時から新妻の咲弥さん(21)を知るという大橋会長は「結婚は大きなプラス。食事面や身の回りのことなどをサポートしてくれれば、鬼に金棒。すごく性格のいい子だし、僕もタイプなぐらい」と笑わせた。

 父の真吾トレーナーも「理想的なタイミング。区切りにもなるし、試合に向けてさらに集中した練習をしていけると思う」と笑顔で話した。井上は29日に控える同級1位パレナスとの初防衛戦(東京・有明コロシアム)に向け、熱のこもったスパーリングを消化。右拳の負傷による1年ぶりの復帰戦に「結婚したことで責任感はさらに出てくる。次の試合は今までで一番負けられない試合になる」と力を込めた。結婚式は来春に予定しているという。