故つかこうへいさんの長女で元宝塚娘役トップの女優、愛原実花が「熱海殺人事件」で父の作品に初挑戦。稽古場でサンケイスポーツの取材に応じた=東京・新宿【拡大】
劇作家、故つかこうへいさんの長女で元宝塚娘役トップの女優、愛原実花(29)が8日に開幕する舞台「熱海殺人事件」(東京・新宿の紀伊國屋ホール)で、父の作品に初挑戦する。
紅一点の警察官ハナ子役で出演する。「生半可な気持ちではできないので、稽古はどの仕事よりも疲れる。この舞台のことで常に頭がいっぱい」。共演は父の門下生だった風間杜夫(66)と平田満(62)。2人から「僕たちをお父さんだと思って、委ねてくれていいよ」と励まされたそうで、「お二人についていくだけでなく、もう一段階上の舞台をお見せしたい」と張り切る。
「優しい普通のパパ」だったという亡父には、「私の将来を心配していたので、『何とかやっています』と伝えたい」とほほえんでいた。
(紙面から)