憧れのブランドに思いを馳せる
憧れのブランドというものが女子高生の時にありました。
洋服、バッグ、アクセサリーやハンカチなどの小物類まで、パソコンでそのお店のホームページを見ては、いつか買いたいと思いを馳せたり、それらが似合う女の子になりたいと小さな努力をしたり。
初めて憧れのブランドの商品を手にしたのは、姉からプレゼントしてもらったハンカチでした。
今まで持っていたハンカチたちは何だったのかと思うくらい、隅から隅まで可愛くて、まだ女子高生の私の憧れが詰まっていました。
綺麗にたたんだハンカチをいつもの鞄にそっと忍ばせておくだけで、気持ちが全然違うんです。
持っているだけでわくわくする。不思議でした。
初めて憧れのブランドで買い物をした
初めて憧れのブランドのお店に行ったのは大学一年の時。
貯めたバイト代を持って、男の子と遊ぶ時より気合いを入れて、髪を巻いたり、ヒールのある靴を無理して履いたり、そのブランドのお店にちゃんと馴染む格好で行きたかったのです。
店内は細かいところまでブランドのコンセプトに添った可愛さ。
店員のお姉さんたちは、みんな綺麗にブランドの服を着こなし、丁寧に優しく接してくれました。
商品を綺麗なショップのバッグに入れて、カウンター越しではなく、カウンターから出て渡してくれることも当時の私には新鮮な出来事でした。
このような経験から、私はブランド品を買うことはお店に入ることから楽しむことだという思いが強いです。
少しでも安く高いブランド品を買いたい人たち
アウトレットで乱雑に扱われる商品を見ると悲しくなるし、近所のスーパーに行くような格好の人がたくさんいることに嫌気がさして、誘われて行ったアウトレットからはすぐに帰り、もう二度と来ないと誓ったほどです。
ドン・キホーテなどで、ブランド品を安く買ったと恥ずかしげもなく自慢げに言ってくる人を見ると、浅ましいと思ってしまいます。
そこにはブランドへの愛は一切なく、ブランド品を安く買えてラッキー、ブランド品を自慢したいといういやらしさしか感じません。
欠如した自分の魅力を補うアイテムの一つとしてのブランド品
ブランド品、とりわけ誰もが知っているハイブランドを好んで持ちたがる人は、そのブランドが好きなのではなく、ハイブランドを持っている自分が好きなだけ。
自分自身の魅力のなさを、ハイブランドをこれ見よがしに持つ事で誤魔化そうとしているのでしょうね。
そこから感じるのは、ハイヒールモモコや泉ピン子というシャネル好きのおばさんたちと同じえげつなさなんですよね。
お金持ちに見られたいからという理由でブランド品を持っても、本人から滲み出る下品さで、本当のお金持ちからは成金趣味と蔑まれるだけの存在でしかない。
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