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マーケティングプランナーが本気で選んだ企画に役立つアイデア本15冊

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アイデアのつくり方には方法論がある

先日アップした記事でアイデアのつくり方には方法論があり、それを学ぶことが大切だというお話をしました。ただ実際に書店に行くとアイデア関連の本がたくさんあり過ぎて、どれを選んでいいかわからないと思います。

そこで実際に筆者が自分で購入して、これは間違いない!という自信を持って紹介できる鉄板のアイデア本を15冊紹介します。企画の直接的な発想法、視点を変えることの重要性を説くもの、企画のプロセスを紹介しているものなど角度は様々ですが、どれも刺激をもらえる本ばかりなのでぜひ参考にしてください。

鉄板のアイデア本を15冊紹介

1. 『アイデアのつくり方』 ジェームス W.ヤング

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画像出典:Amazon

アイデア本といえば必ず一番はじめに名前があがる定番中の定番。この本の原著が出たのは1940年です。まずコレは押さえておきましょう。この本ですでに「企画は組み合わせである」ということがはっきりと明言されています。1時間もかからずに読めるので、はじめの1冊としてオススメです。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

2. 『スウェーデン式 アイデア・ブック』フレドリック・ヘレーン

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画像出典:Amazon

アイデアを思いつくためのキッカケとなる項目が30掲載されています。かわいいイラストでページをめくっているだけでもクリエイティビティを刺激されます。アインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、シェークスピア、ジョン・ケージなど引用している人のセレクトも素敵です。煮詰まった時に読むと必ずヒントが。大御所のマーケッターもオススメの1冊として紹介していました。

レンガ1個の使いみちを15分で50通り考えてみてください。生産性向上や新製品のアイデアを考えるよりは簡単なはず。常識にとらわれない人がだれかがわかります。

3.『考具』加藤 昌治

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画像出典:Amazon

ベストセラーになり、日本のアイデア本の中でもっとも有名な本といっても良いかもしれません。アイデアを出すための実践的なノウハウが詰まっています。シンプルで使いやすい良書です。この本で、意識の持ち方次第で、これまで見落としていたものが浮かび上がってくる「カラーバス効果」を知った人も多いハズ。9個の正方形をならべて真ん中にテーマを書いてアイデアを広げていく「マンダラート」もオススメのやり方です。

 

4.『創刊男の仕事術』くらた まなぶ

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画像出典:Amazon

リクルートで「とらばーゆ」、「フロム・エー」、「じゃらん」など、数多くのメディアの立ちあげをやられた伝説の人物、くらた まなぶさんの著書です。マーケティング・リサーチの方法など実践的な内容で企画を始めた当初、この本に書かれていることをマネしてメディアを立ち上げた経験がありますがとても役にたちました。ターゲットユーザーになりきって思考するイタコ企画術や、楽しくワクワクするブレストをやった後に、人格を変えて超現実的なロジック人間になり企画の詳細を詰めていく方法など、すぐに使えるやり方だらけです。新人の教科書としてもバッチリです。

5.『はじめての編集』菅付雅信

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画像出典:Amazon

編集者の菅付さんによる編集の基本をまとめた著書です。編集について学べる著書で、この本以上に良い本はないと思います。企画する際に役立つトピックが満載。特にデザインに関する章の「デザインとはきまりをつくること」、「斬新なきまりをつくる」などデザインに関する項目を読んでいるうちに企画を発展させるヒントが見つかることが多々あります。WEB関連の仕事をやっている人などは、知っていそうで知らないことがたくさんあるので、是非読んで欲しいです。

6.『インターネット的』糸井重里

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画像出典:Amazon
2001年にインターネット登場後の世界について考察したものだが、今読んでもまったく古びておらず、ネットの本質を見事に捉えた1冊です。「それって本当?」と問いかけてくる鋭い内容だらけで、本書を読みながら糸井さんだったら自分の企画にどんなダメ出しをしてくれるだろうかと考えてみるのが良いでしょう。糸井さんの世の中を見通す力というのは、日本のクリエイターの中でも頭一つ飛び抜けていると思います。

これからの知性の仕事というのは、脳的な知性だけではなく、それ以外の感覚の可能性を探る必要があるのだと思います。そこが整理できない部分でもあるわけです。脳だけで考えると、ぜんぶ、言葉に直せるはずだ、というふうになってしまいます。これでは、感動というようなものにたどり着かないのです。

7.『なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと思っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本』福田 敏也

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画像出典:Amazon
企画マンの成長に合わせて考えるべきこと、ぶつかる壁の超え方を丁寧に解説しています。武蔵美や多摩美、宣伝会議など数多くの場所で企画についての講義をしている著者が書いているだけあり、このまま企画の教科書として使える丁寧な技術本です。プランナーとしてスタートしたばかりの頃に是非読みたかった1冊。もちろん10年選手が読んでもたくさんの気づきがあります。

8.『コミュニケーションをデザインするための本』 岸 勇希

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個人的に一番尊敬しているプランナーかもしれません。電通のクリエィティブディレクターの岸さんはプレゼンで負け知らずだそうです。考えている量が他の人よりも圧倒的に多いのだろうなと感じます。コミュニケーションについて自分が携わった事例をもちいながらその思考プロセスを詳しく説明しています。一家に1冊おいておきたい本です。

9.『クリエイティブマインドセット』デイヴィッド ケリー、トム ケリー

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世界最高のデザイン会社IDEOとスタンフォードdスクールの創設者が誰でもクリエイティブになれる方法を伝授した貴重な内容です。すぐに取り入れたい具体的な方法が示されているので、実践したくなります。手を動かすことの重要性がよくわかります。

10.『嶋浩一郎の アイデアのつくり方』嶋浩一郎

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アイデアのタネをどのようにストックしていくかという方法論について書かれた本です。アイデアは整理すると腐るという指摘に衝撃を受けました。寄藤文平さんのイラストが可愛くて、この本自体にとても愛着が持てます。

11.『アイデアのちから』チップ ハース

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どうやったら人の記憶に残るものがつくれるのかに焦点をあてて書かれた本です。この本のポイントを押さえた企画をつくるとかなり強い企画ができます。よくこの本を開きながら企画書をつくっていました。

12.『表現の技術』高崎 卓馬

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電通のクリエイティブ・ディレクター高崎さんの本です。映像の見せ方の話が中心ですが、企画に取り組むストイックで真摯な姿勢が伝わってくる内容で、背筋が伸びます。東京オリンピックを勝ち取ることができたのは高崎さんの力も大きいと思います。

13.『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか』森岡 毅

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あまり冴えなかったUSJがマーケティングの責任者である森岡さん数々の企画によって見事に復活しました。日本を代表する素晴らしいマーケッターだと思います。その天才マーケッターである森岡さんの企画方法は必読です。映画専門のテーマパークだったUSJのブランディングを否定して、より多くの人に来てもらえるようなエンターテイメントのセレクトショップというコンセプトに転換した判断力と勇気に脱帽です。

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14. 『ザ・コピーライティング』ジョン・ケープルズ (著), 神田 昌典

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コピーライティングのバイブルで、実際に効果のあったコピーの事例が詰まっています。売れたコピーの事例を見ていると人間の本質がいろいろと見えてきて、企画にもとても役立ちます。時代を経ても人間の本質は変わりません。

15. 『問題解決ラボ』佐藤 オオキ

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世界中から引っ張りだこで、300超の案件を同時進行で解決しつづけるデザイナーが明かす「すでにそこにある答え」に気づくための「正しい問い」の見つけ方。その視点はなかった!という見方がたくさんあります。仕事以外で考えることを少なくするため、毎日決まったお店でお蕎麦を食べているそうです。

オリジナルの方法論を確立しよう

今回紹介した15冊は本気でどれもオススメです。今回は紹介できなかったのですが、
『すべての仕事はクリエイティブディレクションである』、『ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景』、『神話の力』、『ピクサー流 創造するちから―小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法』、『MEDIA MAKERS』などまだまだ紹介できていない名著がたくさんあります。いろいろな企画の方法論を学び、自分のオリジナル方法論を確立してください。

UOP69Z60_400x400キャリアサプリ編集部のヒトコト
面白そうな本が満載ですね。全部読んだらだいぶレベルアップできそうです。

[文]頼母木俊輔 [編集] サムライト編集部

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