今回の件は「『のうりん』を見てないと判らないネタを外部向けポスターに使ったら、案の定『のうりん』を見てない人に誤解されることがわかって取り下げた」という経緯で、誰も損してないというか双方WIN-WINの結末だと思ったけど違うのかな… http://www.asahi.com/articles/ASHD25DJXHD2OHGB00T.html …
たとえば広島県が「はだしのゲン」とタイアップして反核ポスターを作る時に「隆太がヤクザを拳銃で撃ち殺す」シーンを使ったら、知らない人は当然「何これヤクザ漫画？」って思うわけで、その時に原作のファンが思うことは「読んでないやつは黙れ」じゃなくて「作品が誤解される使い方するな」だと思う
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その話が一人歩きして「はだしのゲンのポスターが抗議を受け撤去」「表現規制は作品の文脈を読まない」「ついにあんな良い作品までＰＣによる抗議を受けるようになったか」的な方向に行くのはなんかちがうのではないかな。「良い作品」の良さが伝わってなかった「切り取り方」の問題なのであって。
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実際、今回も『のうりん』のファンからは「よりによってここ使っちゃいましたか。外部向けに使っちゃいましたか。そうですか」という当然の反応があったわけで、指摘を受けて「通じないネタ」を引っ込めたのは手間だけど、「通じないネタ」が「別の意味で通じてしまう」という結果よりはよかったのでは
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「おいこれ意味わからんぞ」「ううむ、確かに読んでない人には意味がわからないので外部向けには取り下げよう」というのは対話であり成立したコミュニケーションだと思うんだ。お互いが「俺らウケてる」「美濃加茂市がエロアニメのポスター貼ってんだけど何なのアレ」と誤解しながら無視しあうよりは。
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