大みそかの紅白歌合戦にも出演するアニメ「ラブライブ!」の声優陣による人気ユニット「μ’s(ミューズ)」が来年3月31日、4月1日に東京ドームでファイナルライブ「μ’s FINALLOVELIVE!」を行うことを、5日に放送された特別番組で正式に発表した。声優陣との契約が3月末をもって切れることから事実上の解散となる。
「μ’s」が解散を発表したのは、5日にTOKYO MX、バンダイネット、ニコニコ生放送で放送された「ラブライブ特番 μ’sこれまでとこれから」の番組内でのこと。
番組ではこれまでの「μ’s」の歴史を振り返った後、ファイナル公演を来春に東京ドームで行うこと、ファイナルシングルが来年3月2日に発売されることも発表された。
アニメ「劇場版 ラブライブ!」には架空の秋葉ドームが出てくるが、そのモデルは東京ドームとあって、三森すずこは「劇場版のストーリーが現実になってしまった」と感慨深げ。徳井青空も「想像がつかない」と語るなど、それぞれのメンバーが夢の舞台に立てる喜びを語った。
新田恵海は「『μ’s FINALLOVELIVE!』はμ’sのファイナルのワンマンライブとなります」と説明。アニメ関係者によれば「4月でラブライブ!に関するすべての契約が切れるため、ドーム公演はギリギリのタイミングといえます」と事実上の解散だという。
今年2月には後継プロジェクトとなる「ラブライブ!サンシャイン」も発表されており、作品内に登場する9人組ユニット「Aqours」も全国でイベントを開催。すべての準備は整ったというわけだ。
番組の動画は4日夜から中国の動画サイトで流出。ファンの間では大きな騒ぎとなっており〝解散〟のニュースは本サイトでも報じた。事前に心の準備はできていたとはいえ、やはりファイナルの衝撃は大きく「もう死ぬしかない」「もうファンをやめよう」とネット上ではファンの悲鳴が上がった。
「ラブライブ!」は2010年に雑誌の企画としてスタートし、作品に登場するユニット「μ’s 」もCDのリリースやイベント活動などを行ってきた。
2013年に「ラブライブ!」がアニメ化されると、その人気とともに「μ’s」もブレーク。今年公開された映画「劇場版ラブライブ!」も興行収入28億円を超える大ヒットとなり、ユニットとしてもさいたまスーパーアリーナでのライブを成功させ、紅白歌合戦の出場も決定している。
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