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【芸能・社会】

杉原千畝役の唐沢に感謝!! ”スギハラサバイバー”来日

2015年12月6日 紙面から

来日したシルビア・スモーラーさん(中)と笑顔で並ぶ小雪(左)と唐沢寿明=東京・有楽町で(石井裕之撮影)

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 俳優唐沢寿明(52)が5日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で、主演映画「杉原千畝 スギハラチウネ」(チェリン・グラック監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

 唐沢は第2次大戦中に、リトアニアでユダヤ難民に日本通過ビザを発給し、6000人を救ったといわれる外交官を演じた。舞台あいさつには、千畝からビザを受け取り、生き残ることができた通称“スギハラサバイバー”のシルビア・スモーラーさん(83)も米ニューヨークから駆けつけ唐沢と対面し、がっちりと握手を交わした。

 スモーラーさんが6歳のころ、一家でビザを受け取り福井県敦賀市を経由し米に亡命。一家のビザは、千畝の出身地の岐阜県八百津町に寄贈されている。

 スモーラーさんは前夜、試写を見て唐沢の演技に感激。「杉原さんは感情が敏感な方。唐沢さんが演技でよく表現してくれた」と感謝した。これに対し唐沢は「ありがたい。お元気でおられるのは本当に良かった。杉原さんはすごい人だったんだな」とあらためて千畝の功績に思いをはせた。

 ほかに妻役を演じた小雪(38)や小日向文世(61)、塚本高史(33)らが出席した。

 

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