2015年12月6日05時10分
宮崎県立宮崎海洋高校(宮崎市)の実習船内で2年生の男子生徒(17)が同級生(当時)から継続的に暴行を受けた問題で、宮崎県警は5日、いずれも元同級生で宮崎市の建設作業員の少年(16)と同県延岡市の漁業の少年(16)の2人を傷害容疑で逮捕し、発表した。ともに容疑を認めているという。
宮崎北署によると、2人は9月中旬から10月初めごろにかけて、ハワイ沖で漁業実習をしていた同校の実習船「進洋丸」内で、継続的に男子生徒の胸や腹などを殴ったり蹴ったりする暴行を加え、1~2週間の打撲を負わせた疑いがある。11月30日に男子生徒と両親から同署に被害届が出され、同署が船内の防犯カメラの映像や目撃証言などから容疑を裏付けたという。
男子生徒は、トランプ遊びでの罰ゲームから暴行に発展したと話しているといい、同署は経緯を調べる。
同校によると、2人は11月30日付で退学した。2人の逮捕を受けて、吉田郷志校長は「このような事件に至ったことを大変残念に思います」と話した。
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朝日新聞社会部
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