昨夜というか今日の早朝に、サンフランシスコにて行われたPlayStationの大規模イベント「PlayStation Experience 2015」が開催され、多数のゲームの発表があった。
朝起きてその内容をチェックしている時に、思わず叫んでしまったのが、なんといっても「Final Fantasy VII(以下FFVII)」のリメイク作品の新情報が発表された事だった。
正直、今回はそういう発表は無いんじゃないかな? とも思っていた。進捗情報の発表があったとしても、新たな映像や、ましてやプレイ画面が発表されるとは思っていなかったのだ。
だが、違った。
スクエニはやってくれたのだ。
しかも、思い描いていた通りのクオリティでのリメイクを実現している。
大学生時代に、朝眠い目をこすりながらコンビニに行ってFFVIIを買ってきて、初めてPSの電源を入れた時のあの衝撃と感動。あれが一瞬蘇った気がした。それほどまでに美しく、素晴らしく、期待できるトレーラーだった。
ともすればクラシカルなJRPGの象徴として、ゲーム史と自分の思い出の中に君臨する最高のシリーズ作品、FFVII。だから、安易なリメイクは怖かった。出来ることなら最高のリメイクを施し、現代に蘇らせて欲しかった。それが出来ないのなら手を付けないで欲しかった。
思い出の中で眠っていて欲しい。そんな気持ちだった。
だが、スクエニは素晴らしいクオリティで、FFVIIを蘇らせようとしている。かつて愛したスクエニは、いや、スクウェアはまだ死んでいなかったのだ。
そんなわけで、まずは今回発表された、そのトレーラーを見てみよう。
どうだろうか。
個人的には素晴らしい出来だと思う。
まず、現代にFFVIIをリメイクするにあたって、難しいのは戦闘のスタイルだ。
映像から判断するに、FFXVの様な感じなのかもしれないが、画面にはコマンドが見て取れるがATBバーやリミットゲージが無いので、FFXIIIをブラッシュアップしたようなスピード感のある戦闘システムなのかもしれない。
トレーラー内では、バレットが攻撃しながら敵ににじり寄っている場面があるので、ひょっとしたら戦闘中にメインで操作できるのは一人で、適時切り替えられる方式なのかもしれない。FFXIIとFFXIIIのハイブリッド的な戦闘も予測できる。どちらにせよ、オリジナルとは随分違った形になりそうな予感はする。
マテリアシステムは変える必要性はあまり感じないが、今風のスキルツリーのようなものに変わる可能性もある。だが、クリスタリウムみたいにツリーの構造がわかりにくいのだけは勘弁してもらいたい。
キャラクターもややハードコア路線というか、シリアス路線におもいっきりシフトしている。現代のハードウェアをいかすのであれば当然の選択ではあるが、シナリオに若干の変更を要するような気がする。正直、あのバレットと観覧車の中で二人っきりになると思うと夜も眠れない。
とにかく、現時点での「FFVII Remake」の期待度は最高潮に高まっている。
昨今のスクエニの状況を見て、はっきりいって一抹の不安を覚えざるを得なかったのだが、今回は違う。あくまで個人的な感想だが、FFVIIのファンとしての期待を何一つ裏切ることのない素晴らしいゲームとして開発が進んでいるように思える。
ここまでリメイクゲームに興奮したのはいつ以来だろうか。
できれば20周年記念の年である2017年に発売して欲しい。それがもっとも美しい形だと思う。
だが、この出来ないのであれば、多少の遅延は大いに受け入れよう。
今まで何度となく夢にまで見たFFVIIのリメイクが、本当に自分たちの前に現れるのだ。
最後に、印象に残ったスクリーンショットを幾つか貼って終わろうと思う。
マジで楽しみ。
スクエニさん期待してます!!!