伊藤唯行
2015年12月6日05時09分
年賀状が気になる季節。全国のご当地キャラクターたちも「来年は何通来るかな」と、そわそわしている。人気者には1千通以上が届き、キャラを支える自治体職員にとっても大きな励みとなるが、少しだけ心配もあるという。
「あっ、家康くんだ」。11月下旬の休日。浜松市の浜松城公園にご当地キャラクター「出世大名家康くん」が姿を現すと、集まった人たちは大騒ぎ。東京から訪れた人もいて、すぐに写真撮影の人だかりができた。
先月の「ゆるキャラグランプリ2015」の人気投票で日本一に輝いた。名前は全国に知れ渡り、浜松のPRに大きく貢献している。ただ、今の時期、市の担当職員にはちょっとした不安がある。「年賀状はどのくらい届くのだろう……」
特に募集はしていないが、今年の正月、市には家康くん宛ての年賀状が約470通届いた。住所の分かる人には、家康くんの名前で礼状を返した。
残り:632文字/全文:1011文字
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!