仮面姿で朴政権に抗議
ソウルで大規模集会
2015年12月5日 21時50分
【ソウル共同】ソウルで5日、政府の賃金削減策や歴史教科書の国定化などに反対する集会が開かれ、主催者発表で約5万人(警察推計で約1万4千人)が参加した。朴槿恵大統領は11月、顔をマスクなどで隠した反政府集会の参加者を過激派組織「イスラム国」に例えて非難し、これに抗議し5日は多くの参加者が仮面をかぶった。
11月の集会では、機動隊と一部デモ隊が激しく衝突。機動隊の放水銃から出た高圧水が顔面を直撃した農業の60代男性が意識不明の重体になった。デモ隊も警察のバスを壊すなどし、朴氏は「暴力デモ」と非難。デモで顔を隠すことを禁じる制度の整備を命じている。