もっと自己紹介
『今剣&岩融』再現プロジェクト―準備室段階―
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―まず最初にお読みくださいー
※1:本企画は刀剣乱舞公式とは関係ございません。ご注意下さい。
※2:なぜプロジェクトを「準備室の段階」で告知し始めたか?
寄贈地や刀匠も未決定なままの準備室段階で、なぜプロジェクトをツイッター上で告知し始めたのか?というご質問がありましたのでお答えいたします。
①プロジェクトの実現可能性を支援者の方々に判断して頂く為
本プロジェクトの実行者は蛍丸のケースとは違い、普通の一般人です。その為、いきなりクラウドファンディングを開始して資金提供を呼びかけても、「提供資金が適切に扱われるか?」「目標達成したとして計画を完遂してくれるか?」「そもそも企画として出した今剣や岩融の再現案に納得いかない」という支援者様の御意見が出てくるのを想定しました。それなら企画書を作り上げる段階でプロジェクト目標を公開し、適宜到達度合いを報告する事で皆様にこの企画が成功するかどうかの現実性や、プロジェクト実行者が信頼に得るものであるかどうかを判断して貰おうと思い、準備室段階でのプロジェクト告知を始めた次第です。
現段階で本プロジェクトに不信感・不安感を持っていらっしゃる方々につきましては、適宜、企画の進行度合いを報告するツイートを行いますので、それらを見た上でプロジェクトに賛同していただくかを判断して頂ければと思います。
②支援者参加型の企画書作りをしたい為
また、企画書の詳細がガッチリ決まっていないからこそできる方法として、このプロジェクトの一部内容の決定権を、応援して下さる皆様のアンケートによって決定しようと思っております。
具体的には「今剣・岩融の刀身案を複数出し、どの案が一番良いか」というアンケートを取りたいと思っております。
これは当方がすでにクラウドファンディングを開始してしまった後だと、企画の変更をするのが困難になり、支援者様のご意見を十分に踏まえたプロジェクトにならない危険性が高かったので、準備室の段階でやる必要性を感じました。なのであえて早期にプロジェクト内容の公開に踏み切りました。
また、刀身案などを調査する際、応援して下さる方々からの情報やご指摘なども広く募り、プロジェクトに反映していきたいと思っております。
③実行者の精神的退路を断つ為
内々だけですべての物事を決めて企画を進めようとすると、(市町村や業界主導でプロジェクトを進めるとのは違い)時間的にも意欲的にも間延びしてしまう可能性が高かった為、宣言する事で精神的退路を断ち、よりしっかりと企画を進めて行こうという決意を固めるきっかけとしても、プロジェクトを準備室段階での告知をしようと思った理由の一つとなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【はじめに】
今回立ち上げたプロジェクトは幻の刀剣といわれる『今剣』と『岩融』を諸文献や参考遺物等から想定して、現代刀として再現し、それを源義経・武蔵坊弁慶両人に縁がある地域へ寄贈しようとするものです。刀剣の制作資金はクラウドファンディングで集める事を予定しています。ただ、ツテが全くない状態から独力で諸機関と交渉していきますので、まずクラウドファンディングサイトに提出して企画がすんなり通るような、念密な企画書を作っていく事を第一目標にします。
【目 標】
『今剣』(短刀)、『岩融』(薙刀)を再現し、義経・弁慶ゆかりの地域へ寄贈する。
【立案のきっかけ】
・きっかけはツイッターのTL上に「今剣や岩融も復元されるなら見てみたい…」という旨のひとつのツイートからでした。刀剣乱舞の流行以前から特に岩融などに代表されるような大薙刀や大太刀・大身槍など、規格外の刀剣に魅せられていたのですが、このたったひとつのツイートが、当方の中にある願望をフツフツと湧き出させました。「復元」ではなく、想定した幻の刀剣を「再現」をするというプロジェクトの困難さを感じつつも、「思ってるだけの事を思ってるだけにしてはいけない」「やらずに後悔するより、やって失敗した方がまだマシだ」と思い。このプロジェクトを立案させて頂きました。
【企画の意図】
・まず第一に当方が強くこのプロジェクトにより完成した今剣・岩融の姿を見てみたいという私的理由。第二に義経・弁慶ゆかりの刀剣を再現するとの事で、それらの刀剣を再現でも良いから見てみたいという方々の希望を叶える事、また寄贈候補地は義経・弁慶の由来のある土地とし、その場所の活性化を図る事が出来る公的理由が上げられます。
【再現にあたりどのような文献を当たるか?】
・刀剣関係の古文書については、可能なかぎり原本にあたり、そうでない文書や近代以降の刀剣研究書の中でできるだけ本プロジェクトに関係する文献を調査し、史料収集いたします。どのような本でどのような情報を得たかは出典を明記の上、ツイートにて報告し、ツイフィールにも記載します。
実行者が現段階で考えてる考証手段は下記のQ&A「『今剣』『岩融』の再現についてどういう風に再現考証していくの?」に詳細されています。
【どういった人達と刀剣の再現考証をするのか?】
・当方の独断で今剣・岩融の刀身を決定し、企画をクラウドファンディングサイトに提出するのは最も避けたい事でした。想像上の刀剣とはいえ、せっかく再現するなら刀剣史的にも妥当な姿のものを作刀したいと思っておりますし、支援者の方々が納得する今剣・岩融を作り上げたいと思っております。
具体的には、実際に作刀して頂ける刀匠や日本美術刀剣保存協会などの刀剣専門機関または研究者・愛好家へ実行者が直接連絡を取り、作刀に関しての御意見をうかがった上で協議し思案し、複数の再現案を制作したいと思います。
【進行状況予定表】※随時更新します・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第一段階・・・・・※準備室段階(企画書制作)
①寄贈先の確保
・平泉町に交渉中
②刀匠の確保
・『岩融』の作刀可能な刀匠様お1人見つけました(最終決定までお待ちください)
③刀剣製作費の確定
④今剣・岩融の刀身の選定
=方法=
いくつかの参考資料に基づき、作刀して頂ける刀匠や日本美術刀剣保存協会などの刀剣専門機関へ御意見をうかがった上で、複数の刀身案を設定します。
その中からどの刀身が一番相応しいかツイッター上でアンケートを行う予定です。
第二段階・・・・・※準備室段階(企画交渉)
⑤クラウドファンディング(以下,CF)サイトに企画申請
⑥CFと企画交渉(お礼品等も思案)
⑦CFに掲載決定
第三段階・・・・・※この段階で再現実行委員会として責任者等の諸情報を出します。
⑧CF開始
⑨CF終了(成功なら⑩へ、失敗なら終り)
⑩寄贈先へ寄贈
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【プロジェクトに関するQ&A】
Q:本当にこのプロジェクト進めてくれるの?怪しいんだけど…
A:プロジェクトの進行状況は随時「進行状況報告」ツイートにて連絡いたします。このプロジェクトに関する信頼度におきましては、その報告をご覧になった上で各々ご判断頂ければありがたいです。大倶利伽羅プロジェクトの様な杜撰なものにならぬよう、誠意をもって企画を進めて行きたいと思っています。ただし、やむおえぬ理由でCF開始に至らない場合もあるかと思いますので、予めご了承ください。もしCFまでたどり着けない場合はその旨の詳細を「報告ツイート」として連絡いたします。
Q:誰が責任者なの?匿名だからよく分からなくて応援するにも不安。
A:現段階(準備室段階)ではまだ当プロジェクトがCFサイトに掲載されるかどうか分からない段階なので個人情報等は控えさせて頂いております。ただCFサイトに企画が許可され、実際にCFが開始する段階まで企画を持って行く事ができれば、企画遂行の責任も発生しますので、責任者等の詳細情報は明示するつもりです。
Q:CFを開始できたとして、支援をしたくてもお金を持ち逃げされるんじゃないかと不安…
A:本プロジェクトではCFで金銭的ご支援を頂いても、「オール・オア・ナッシング式(企画が失敗すれば支援者に支援金が全額返金される方式)」でCFを行いますので、目標金額に達成せず、企画が頓挫した場合、支援者様には金銭的損失は発生しません、ご安心ください。
Q:そもそも今剣や岩融は復元できるほど詳しい資料も残って無い刀剣なんだから、このプロジェクト自体おかしいんじゃない?
A:今回のプロジェクトは、失われた刀剣の「復元」プロジェクトではなく、最初から実在が不確かな伝説的な刀剣を様々な観点から想定して作る「再現」プロジェクトとなります。そのため、御手杵や蛍丸のケースとは大部趣が違うプロジェクトとなります。賛否両論あるかと存じますが、「復元」刀剣とはまた別物の存在として、それでも興味を持って応援して頂ける方のご声援をお待ちしております。
Q:蛍丸復元プロジェクトの二番煎じでしょ?そんな甘い考えで企画するな。
A:二番煎じなのはまったくもってその通りで反論の余地すらございませんが、甘い考えで企画を立てたわけではありません。実際、刀匠の方が関わっており、かつ寄贈候補地も蛍丸の由来からほぼ決定していた蛍丸のケースと違い、今回の企画を進めていく為には、ツテもない状態で、一から交渉を始めなくてはいけないというハードルの高さがあります。今回の企画は一種のチャレンジプロジェクトとして進めて行きたいと思いますので、いち一般人がどこまでできるのかを見ていて頂ければありがたいです。
Q:『今剣』『岩融』の再現についてどういう風に再現考証していくの?
A:『今剣』は六寸五分の短刀で三条宗近作という情報しかありません。なのでまず現存する三条宗近の短刀(海老名宗近)を中心に、宗近子孫と云われる三条派(吉家・兼永)の遺作短刀、および他刀工の古京(平安~鎌倉初期)時代の山城伝を傍証という形で考証し、再現したいと考えています
『岩融』についても同じく三尺五寸の三条宗近作の薙刀という情報以外ありません。そこでまず大山祇神社に所蔵されている伝弁慶奉納の薙刀と、京都長刀鉾保存会蔵の三条宗近作大薙刀(拓本)の二振りの姿を中心に考証します。何分平安~鎌倉初期の薙刀は現存する遺物が少ない為、この時代の他刀工の薙刀遺作も姿を検証する為の参考にしようと思います。またこの時代を描いた絵画資料(合戦絵巻等)も活用しようと考えております。
Q:三条宗近の子孫に許可をとった方がいいんじゃないの?
A:今回のプロジェクトは三条宗近作と云われる伝説的な刀剣の「再現」プロジェクトであるため、三条宗近作の刀剣はあくまで参考としての使用に留め、三条宗近の名前を付けて刀剣を作成・銘切りする訳でもありません。
また、もし三条宗近の御子孫が今でも刀匠業を行っていたとするならそちらに注文依頼をしましたが、現在その流れをくんでいる方は刀匠業を廃業しているとの事でそれは叶いません。少なくとも本プロジェクトは「三条宗近の刀剣を再現」ではなく「今剣・岩融を再現する為に三条宗近の遺作を参照するもの」である事をご確認頂ければ、御子孫への許可伺いは不要かと考えております。
Q:再現するっていってもしょせんニセモノでしょ?歴史的な価値が全く無いものを作っても意味がないし、むしろ数百年後に本物の今剣や岩融だと間違えられたら歴史を詐称する事になり文化的歴史的に害悪でしかないんじゃないの?
A:先にも述べた通り、本プロジェクトは失われた刀剣の「復元」ではなく、最初から実在が不確かな、伝説的な刀剣を様々な観点から想定して作る「再現」プロジェクトとなります。ご指摘の通り、これは歴史的価値も明確な歴史的根拠も無いものを平成の世に新たに作る事に他なりませんが、少なくとも本プロジェクトは「再現を目指す」ものであり、名物の「写し」や「復元」を目的とする歴史的意義のあるプロジェクトとはコンセプトが異なる事を前提にお考え頂ければと思います。
また、後世に本物と間違われる可能性があるとの指摘ですが、現段階ではその様な事が起きないように銘切りの際に制作意図を明示するような文言を入れる事も考えています。
Q:想像上の刀剣だから、寄贈するにしてもゆかりもへったくれも無いんじゃない?
A:本プロジェクトは、例えば「神武天皇の銅像をゆかりの地に建てる」というコンセプトのプロジェクトに似ています。神武天皇は伝説上の人物ですし、詳しい姿が残っている一次資料などもありません。しかし実際になんらかの手段によって想定された神武天皇の銅像は存在しますし、ゆかりの地に「想定された神武天皇像」が建っていても違和感はないのではないでしょうか?観光客もこれが本当の本当に神武天皇の姿だと思う人も少ないと思います。
@