いやー、年末が近づいてきましたねー。
てことは、いよいよアレの時期ですよ。
うん、そうそう。アレ。
そう、忘年会です。
くそー、いつものことながら行きたくないぜ。
ただの飲み会ならまだしも、忘年会はほぼ強制参加の空気があるので、ふだんの飲み会以上に参加者が増えます。仲良くない人の割合が高まって、すげーしんどいのですよ。
でも、さいきん分かったことがあります。
大勢で集まってバカ騒ぎする飲み会。
実はそんなに好きじゃない、という人は多いのかも。
いかにも飲み会好きそうなヤツが、実はそんなでもなかった
お酒もよく飲むし、みんなと一緒にウェーイなノリもOK。
てっきり、向こう側のひとだと思っていたA君。
でも、そんなA君が、あるときポロっと話してくれました。
「じつは大勢の飲み会って、そんな好きじゃないんですよね」
(えー!まじかよ!!)
話してみると、大勢の飲み会はそれはそれとして楽しむことにしているけど、本当はおいしい料理をゆっくり楽しめる少数精鋭の飲み会のほうが好きなのだとか。ほんとに好きなのは、食べログで話題になっているような美味しいお店で食事することらしいです。
まぁ考えてみれば当たり前の話だなと。その場に合わせて楽しんでいるだけで、心の底から宴会が好きな人は、そこまで多くないのかもしれません。
コミュ障のひとは、上手に振る舞えないから問題が表面化してしまうだけで、大半のひとはその場に合わせてほどほどに楽しんでいる、ということなのでしょう。
飲み会は、コミュ障にとってアウェーな場ではないのかもしれない
じつはA君のそんな話が聞けたのは、飲み会でのことなのです。
いつもウェーイなA君が、プライベートの飲み会だともっと凄いことになっているかもしれないと思って、冗談半分で質問してみたら、冒頭のような答えがかえってきたのでした。
さらに聞いてみると、意外にも、同じような志向をもつメンバーがそれなりにいることが判明しました。驚きました。もちろん、なかには本当にえげつない飲み方をしているヤツもいましたが、そんなのはむしろ少数派のようです。
なんだ、意外とみんな普通じゃないか。
職場の飲み会で騒ぐ姿だけを見て、そのひとを判断していた
飲み会が苦手なひとは、ふだんの小規模な飲み会にも、あまり顔を出したがりません。 大人数が集まる「行くしかないから、行くしかない」飲み会だけに参加しがちです。
でも、大勢が集まる飲み会での姿は、そのひとたちの本来のスタイルではないのです。ひとによって頑張りの度合いは違えど、それぞれが「宴会モードの自分」を演じているところはあるんじゃないでしょうか。意識、無意識にかかわらず。
飲み会が嫌いな人は、大勢が集まる一番ワヤクチャになっている悪い状態だけを見てしまうので、ますます飲み会が嫌いになってしまいます。
そして、自由参加のまったりした小規模な飲み会から遠ざかりつつ、必参加のドンチャン騒ぎの飲み会には渋々参加して、さらに飲み会が嫌いになっていく、という負のスパイラルに陥っているのでしょうねぇ。
まとめ
以前、ぼくはこんな記事も書きました。
飲み会で孤立しないためには、飲み会での立ち回り云々よりも、普段から話せる仲間をたくさん作っておくことが大事だという話です。
これを書いたときには、「普段から仲良く…、それができりゃ苦労しねーYO」と思っていたのですが、今回の一件を踏まえて、小さな集まりに参加することの積み重ねで仲の良い人が増え、結果的に宴会も楽しくなるのかもしれないなぁと感じました。
いまさら言われても忘年会には間に合わないかもしれませんが、みんながみんな騒ぐのが大好きってわけでもないと理解するだけでも、宴会アレルギーが多少は緩和されるのではないでしょうか。