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辺野古移設反対リーダーを逮捕 基地侵入容疑、本人否認

朝日新聞デジタル 12月5日(土)21時25分配信

 沖縄県警は5日、同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの敷地内に侵入したとして、沖縄平和運動センター議長の山城博治容疑者(63)=沖縄市海邦2丁目=を日米安全保障条約に基づく刑事特別法違反の疑いで緊急逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。

 山城議長は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の辺野古移設に反対する運動のリーダーの一人。名護署によると、同日午前9時40分ごろ、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、米軍への提供地を示す黄色の線を踏み越えて基地敷地に侵入した疑いがもたれている。

 この日、ゲート前に座り込んで移設計画に抗議する反対派と機動隊がもみ合いになり、2人が公務執行妨害容疑などで逮捕された。山城議長はこれに抗議する中で敷地に入って米軍の憲兵隊に拘束され、約4時間後に名護署に引き渡されたという。

 山城議長は2月22日にもキャンプ・シュワブに入ったとして刑事特別法違反容疑で逮捕された。その後、拘束時の映像がインターネットの動画サイトに投稿され、当時の在沖縄米海兵隊幹部が不適切に流出させたとして更迭された。

朝日新聞社

最終更新:12月5日(土)21時31分

朝日新聞デジタル