開業を6日に控えた仙台市地下鉄東西線で5日、関係者が乗った試乗車を含む列車9本が緊急停止するトラブルがあった。市交通局によると、指令センターの運行管理システムに不具合が発生、各列車を最寄り駅に停止させた。市交通局は「開業日は変更しない」としており、原因の特定を急いでいる。
【写真】トラブル発生前、列車に乗る試乗客ら
市交通局によると、定刻の午後2時41分、仙台国際センター駅から東西両方向に向けて試乗車を発車させたが、同57分にトラブルが発生。全列車の運行が停止した。試乗会には、土井亨・副国土交通相ら約400人が参加していた。土井副国交相はトラブル時には既に降車していた。
東西線は仙台市で2番目の地下鉄路線として、西の「八木山動物公園駅」から東の「荒井駅」までの13駅(13.9キロ)を結ぶ。【三浦研吾】