妖怪たちの仕業!?水木さん、入院後に調布で目撃情報も

2015年12月1日5時0分  スポーツ報知
  • 水木プロ近くの商店街にある鬼太郎の像
  • 「先週も先生を見たんですよ」と話す田中國男さんとえり子さん

 「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家の水木しげる(本名・武良茂)さんが30日午前7時18分、多臓器不全のため都内の病院で死去した。93歳だった。11日に東京都調布市の自宅で転倒して頭を打ち入院。硬膜下血腫で緊急手術を受け、一時回復していたが、この日未明に容体が急変。退院できぬまま帰らぬ人となった。

 水木さんが自宅と事務所を構え、拠点としていた東京都調布市では商店街の各店舗に弔文が貼り出されるなど、追悼ムードに包まれた。

 「水木プロ」が入るビル1階の茶葉専門店「田中園」の田中えり子さん(56)は「先生は何度倒れても何度でも仕事場に復帰されていたので、妖怪たちが『まだ死んじゃダメ!』って止めてるんだと本気で思っていました。だから(訃報に接しても)ホントなのかなって」とまだ信じられない様子だった。

 平日は必ず事務所に出勤していた水木さん。水木プロによると、水木さんは11月11日から入院、自宅に帰ることなく亡くなったが、田中さんは「でも、先週も先生を見たんですよ」と断言。「主人も隣のお兄ちゃんも『見たよね』って。不思議です」。一時外出か、それとも…。

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