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コリログ

青コリが書く雑文。ブラゲからガジェットまで

風来のシレン はてな村の怪物

なんかニーチェの深淵の話とかを読んでたら風来のシレン月影村の怪物というゲームを思い出した。

あてもないインターネットの途中でシレンが立ち寄ったはてな村。その村は、承認欲求とPVを求めるハヤト(仮名)という怪物に苦しめられていた。
シレンは村人のためにハヤト(仮名)を退治することを決意する。

まず最初に、アラサーを助けようとして1人で飛び出していった青二才を助け出すシレン。彼を村に連れ帰ることにより、よそよそしかった村人もシレンにブクマするようになる。

ハヤト(仮名)は、インターネットの奥深くのサロンという洞窟にいるという。しかし、そこへ通じる道は固く閉ざされていた。仕方なくはてな村へ戻る。

村長は、サロンことは寄り合いで話し合って決めるという。日が暮れて村の主な者たちが戻ってきたところで村長の家を訪ねる。

すると寄り合いがモンスターハウスになっていた!が、そのモンスターが村人の声でシレンに話しかける。彼らが語るところによると、はてな村の民は、インターネット炎上もとではモンスターの姿になってしまうのだという。

呪われた宿命のためにバイラルメディア、キュレーションサイトから隠れなければならない村人たちは、重ねてシレンにハヤト(仮名)の打倒を頼み、サロンへの道を開く3ブクマをつける。

しかし、その場所にPVも収入もなかった。巻物のありかを知る何者かが先へ向かったのではないかと村長はいう。

洞窟の最深部にたどりついたシレンの前に姿を現したのは、はてな村で一度見かけている流れ者のアフィリエイターだった。アフィリエイターは語る。自分こそがハヤト(仮名)なのだということ。人目を避けてこそこそ生きるよりも大っぴらに炎上させて怪物として生きる道を選んだのだということ。そして、これまでの道中に現れたモンスターは、これまではてなブログに食い物にされた村人が承認欲求によってモンスターの姿に固定されたものであること。アフィリエイターはそこまで語ると自らそのトマトを食べ、ハヤト(仮名)の姿になってシレンに襲いかかる。

ハヤト(仮名)を倒し、アラサーを助け出して村に連れ帰ったシレンは、
村人たちに見送られながらはてな村を後にするのだった。

この物語は色々とフィクションです。実在の人物はほとんど関係ありません。