今回で、WiiUじっくり絵心教室の応用コースのメインレッスも終わり!最後のレッスンは、肖像画です。題材は、古典彫刻。イメージはこんな感じ。
(これは以前に3DS新絵心教室で描いた作品。下の記事に載っています。)
今回の題材は、白だけの配色なので、純粋に形だけに集中できます。
ということで、今回描いた作品を。
制作過程の動画。
この絵を描くステップ
ステップ1. 比較計測という技法を使って顔をスケッチする
比較計測は、正確な比率をとらえるときに役立つ技法。こういう感じのイメージ。
今回は目の大きさを基準にして描く。鼻筋と目の幅が同じであることが分かる。この技法を使って補助線を描く。
次に顔のパーツの配置を考える。アタマの半分よりやや上に目の線を配置して、目とあごの中間に鼻の根元を配置する。鼻の根元とあごの中間に、口の線を配置する。
その後、影の部分を描く。顔を単純に面として描くことで、どの部分が光に向き、どの部分が光に向いていないかが分かる。
これによって、あごの下、顔の右側、鼻の周りの暗い部分の形を描く。
ステップ2. 絵に形状を出す
前回のステップで描いた補助線の中を濃い黒色で描きいれる。
その後、サッピツを使ってぼかす。はっきりとした縁は形状の急激な変化を表し、ぼかした縁はなめらかな変化を表すことに注意する。
ステップ3. 顔に中間の暗さの色と、細かい部分を足す
顔に中間の色を足す。一番明るい部分まで描きいれないように注意する。
今度は中間の暗さを暗い色の方へぼかす。色調をなじませて、グラデーションを作る。
そして、顔のパーツを描く。顔の細かい部分を描くときは、形状に影響を与える構造を知っておくことが重要となる。目を描くときは、眼球と目が入っている穴の形に注意し、鼻と口を描くときは、骨と筋肉の構造を観察する。
影の部分には、太い線を使い、中間の暗さが入っている部分には、ハッチングをして立体感を出す。
ステップ4. 主なハイライトを加える
チョークを使って明るい部分をはっきりさせる。
次にサッピツを使ってハイライトをぼかし、グラデーションを作る。
細いチョークでくっきりとしたハイライトを描く。
ステップ5. 背景を仕上げる
顔の明るい部分の後ろに、暗い背景を加える。これによって、石膏像デッサンの明暗が表現される。最後に、背景をなじませて胸像の縁をぼかす。
以上で完成です!
肖像画のポイントは、比較計測などを用いて測定と観察をじっくりすることですね。
以上で、今回のレッスンは終わり!!
ということで、応用コース完了!!!
ミニレッスンはまだ受けていませんが…(笑)
次回からは、じっくり絵心教室のミニレッスンを進めながら、アナログで「人を描くのって楽しいね!」をやっていきつつ、オリジナルの作品も描いていきたいですね。4コマ漫画などにも挑戦したいですね。
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