越境汚染:PM2.5飛散も克明に…東北大が衛星画像公開
毎日新聞 2015年12月05日 11時50分(最終更新 12月05日 13時31分)
中国大陸から飛来する微小粒子状物質「PM2.5」などの大気汚染物質や、黄砂の飛散状況を人工衛星画像で閲覧できる東北大のインターネットサイト「越境大気汚染衛星画像データベース」(https://tapsidb.cneas.tohoku.ac.jp/)が今月開設された。画像は毎日更新され、氏名などを登録すれば無料で閲覧できる。サイトを運営している工藤教授(環境情報科学)は「生活情報として役立ててほしい」と呼びかけている。
太陽光の反射の違いなどを利用して、雲や黄砂、PM2.5などを見分ける手法を工藤教授らが開発した。サイト上の画像では大気汚染物質や煙を黄色、黄砂は赤色で表示し、汚染状況を可視化した。【西川拓】