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「清津会」が訪朝説明会 拉致被害者家族も発言
早急な遺骨収集、墓参を
第2次世界大戦の終戦前後、朝鮮で死亡した日本人の遺骨の埋葬状況を調査するため8月28日〜9月6日まで訪朝した「全国清津会」メンバーが13日、参院会館で説明会を開いた。
約2時間に及んだ説明会には遺族や関係者ら約160人が参加した。
まず、「全国清津会」の正木貞夫会長があいさつをした。
正木会長は、今回の訪朝では感動することばかりだったとしながら、人びとは温かく迎えてくれ、マスコミが報道する朝鮮の実情とはずいぶん違うように感じたと話した。
また、各地の埋葬地が、現地の人たちの誠意により保管状況は整然としていたと説明。遺族による早急な遺骨収集や墓参が開始されるよう準備を進めていきたいと述べた。
日朝間には大きな問題があるが、必ず仲良くなれる国だということを今回の訪朝で確信したとし、われわれが問題解決のための一端を担っているということを心に刻んで活動していきたいと強調した。
続いて、4人の来ひんがあいさつをした。
「全国清津会」の活動を後押ししてきた衆・参の議員は今後も日本人遺骨問題解決のために努力していく意向を述べた。
拉致被害者家族会前代表の横田滋さんは、亡くなった人の遺骨問題より拉致問題の解決が先だという主張もあるが、ここ数年間まったく日朝交渉が行われていないのであるから、できることから平行してやって行けば良いと述べ、日朝間の会談の進展に期待を示した。
拉致被害者家族会前事務局長の蓮池透さんは、せっかく実現した日朝交渉で、遺骨、拉致の両問題が共倒れしないよう、順序として遺骨問題をきちんと解決し、両問題が良い方向に行けば良いと思うと話した。
説明会では、今回の訪朝に同行取材した記者が写真や地図、映像を示しながら、埋葬状況や遺骨の状態などについて説明した。
「全国清津会」は現在、訪朝申請のあったメンバー50人中、まず10人の訪朝を11月まで実現し、来年春までには全員が墓参できることを目指しているという
http://chosonsinbo.com/jp/2012/09/il-27/
朝鮮新報記事より。
最初に申しあげますが、私は清津会の方々が遺骨収集をされること自体には反対する意思は全くありません。今、日本政府が許可した以上、遺骨を収集したい、父母兄弟の亡くなった地に墓参したい、一歩でも足を踏みたいという遺族の方々のお気持ちそのものに対しては、私が何かを言う権利はないでしょう。そして、遺骨収集や墓参をスムーズに行うためには、多少、北朝鮮政府に融和的な発言をしたとしてもそれはやむおえない。問題なのは、それこそ偽遺骨を不当な値段で取引に使ったり、拉致問題や人権問題を北朝鮮政府がこの遺骨収集で相対化しようとしたときに、会ではなく遺族の気持ちに漬け込む北政府を批判すればいいのだと考えています。
ただ、この記事を読んでいて、拉致被害者家族である横田滋さん、蓮池透さんが報告会に参加し、発言しているのを見て、正直ある期待と不安が同時に生まれました。北朝鮮政府が、拉致問題を全く動かす意思がないのならば、報告会で被害者ご家族の発言をこのように行わせ、かつ朝鮮新報が記事にすることはありえません。「拉致はすでに解決済み」という表層の言動の背後に、とにかくお金が欲しい北政府としては、少なくとも拉致問題の交渉に出ていく素振りだけでも見せ、その過程としてこの遺骨収集や墓参をつなげていくつもりはあるのでしょう。もちろん、ここから一足飛びに拉致解決にはいきません。日本人妻問題、よど号問題、北としてはまだまだ取引に使えるカードはあるのですから。しかし、少なくとも北側が拉致問題話し合うふりだけでも示していることは一定評価し、日本側はこの扉をこじ開けるくらいの戦略と力が必要でしょう。
同時に不安の方を申しますと、横田さんも蓮池さんも、「できることから平行して」「順序として遺骨問題をきちんと解決して」と発言しています。もちろん、ご家族が自分の率直な意見を述べるのは構わないのです。しかし、家族会を離れた蓮池さんはともかく、2日の国民大集会では、家族会、救う会、拉致議連の名前で出された声明には、北朝鮮へのさらなる制裁を求める門限が含まれていますし、この遺骨収集に対しても、批判的ではありませんが、少なくとも拉致を優先すべきだとされていたと思います。
急いで付け加えておきますが、家族会は思想集団でも運動団体でもありません。そのメンバーの中でいろいろな意見の違うがあることは構わないのです。横田さんは近著や最近の集会での発言でも、今の運動の在り方について公的な場で疑問を呈しており、ここでの発言がいきなり突出したものではありません。しかし、もし家族会の中で意見の違いがあるのならば、それについてはもう少し内部での議論も必要かと思います。その上で、核家族が自分の意見を、全体としてはこういう意見だが、自分はまた違う考えがある、という趣旨で発言するのは自由なことです。
私は拉致問題にもほんの少しは関わってきたつもりですが、小泉訪朝以後何一つ結果を出せなかった以上、被害者ご家族にどうこう言う権利はないというのはわかっております。私見ですが、北政府は、「拉致問題を解決しない限り時刻は倒れる、倒される」と思うか「拉致問題を解決すれば自国は大大的支援を受け政権は安泰である」このどちらかでなければ大きくは動かないでしょうし、それでも特定失踪者の完全調査と救出は難しいでしょう。だからこそ、軍事を含む圧力も必要なら、援助をちらつかしての交渉も必要だと個人的には考えますし、そのレベルはいずれも民間運動の域を超えています。民間にできることは、それこそ日本国政府に対し、自国民救出の責務を果たせという声と「圧力」をかけ続けることでしょう。その声が足りないこと、政府が動かないことこそが、横田さんたちの発言につながっていること、それだけは忘れてはならないと思います(三浦)
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