旧村上ファンド・村上元代表、HPでコメント発表「相場操縦は理念反する」
2015年12月4日14時34分 スポーツ報知
不正に株価を操作したとして金融商品取引法違反の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けた旧村上ファンドの村上世彰元代表(56)は4日、「相場操縦することは私の理念に相反する」とのコメントを自身のホームページ(HP)などで発表した。
監視委は、村上氏が2014年6~7月、東証1部上場のアパレル大手「TSIホールディングス」の株価を意図的に下げたとみて調べている。
これに対し、村上氏は14年6月末~7月末、関係会社を通じてTSI株を140万~280万株保有していたとした上で「できるだけ高く売ることだけを考えていて、下げる動機はない」と主張している。
他人名義の複数口座を使い、外部から借りた株を大量に売る「空売り」と呼ばれる手法で株価を不正に下げ、利益を上げたと報じられていることについては「そのような事実はない」と反論。監視委にも同様の説明をしているといい「私の無実が明らかになるものと信じている」としている。