金属バットで交際相手殺害 元ホステスに懲役18年求刑

2015年12月4日6時0分  スポーツ報知

 今年2月、同居していた交際相手の男性を牛刀で何度も刺し、金属バットで殴って殺害したとして殺人罪に問われた、東京・銀座の元ホステスで無職・菊池あずは被告(29)の裁判員裁判の論告求刑公判が3日、東京地裁(石井俊和裁判長)であり、検察側は懲役18年を求刑した。判決は4日に言い渡される。

 公判では、被害者の飲食店従業員・平田勇二さん(当時48歳)の姉、兄が意見陳述を行い、姉は「被告人から連絡はなく、裁判の日程が決まると『30万円受け取ってくれ』と言ってきた。遺族をバカにするのもいいかげんにしてほしい。一生許せない」と怒りをあらわにした。

 検察側は論告で「平田さんに『愛情がなくなった』と言われ殺害した。自己中心的な動機による計画的で残忍な犯行」と述べた。弁護側は最終弁論で「被告は広汎性発達障害などによって、人間関係がうまくいかなかった」などと主張した。

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