Evernote for Mac リストと水平線の新しい記法
Evernote for Mac(ver6.2)に新しい記法が追加されました。
若干マークダウンっぽいノリの記法です。
まずは「リスト」の書き方。
- 「1」と入力
- 「.」と入力
- スペースを入力
↑が↓になる。
これで番号付きリストが作れます。
同じように
- 「*」と入力
- スペースを入力
↑が↓になる。
これで箇条書きリストになります。簡単ですね。
これまでもこうしたリストの入力は可能だったのですが、上記のような記法の方がずいぶんと直感的かと思います。スムーズに書けますね。
あと、「=」を三つ以上重ねて入力して改行すると、水平線となります。
↑が↓になる。
これも覚えておくと良いかもしれません。
ちなみに、こうした記法は、環境設定でオンオフを切り替えられますので、必要ない方は切っておきましょう。
改良の方向性
さて、以上ような機能は「新機能」と大々的に謳うことはできない地味なものなのですが、私は好意的に評価しています。
なぜなら、これまで若干放置気味であったEvernoteのエディタ部分への注力だからです。
さまざまな機能を有するEvernoteではありますが、エディタ機能単体で見た場合、やや機能不足な部分がある点は否めません。最新のエディタツールと使い勝手を比べると、どうしても一段階くらいは見劣りしてしまいます。
でも、まあ、それはそれでいいわけです。書く部分は他のツールで担当して、保存部分はEvernoteで行う。そういう役割分担をすればいいわけですからね。
しかし、Evernoteが目指すものが「ワークスペース」なのだとしたら、この状況はいただけません。文章を書くという主力の作業が外部にあるワークスペースなど不自然きわまりないでしょう。
今後、どのような改良が行われていくのかはわかりませんが、今回のようにエディタの使い勝手が地味にでも向上する方向に進んでくれればよいなと思います。
ちなみに今回の原稿は、珍しくテキストエディタではなくEvernoteのエディタで書きました。