朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は4日(現地時間)、チェコのプラハで行われたK-POPコンサートの会場を訪れて現地の韓流ファン約2000人と公演を観賞した。
今回の公演は、朴大統領のチェコ公式訪問と、韓国とヴィシェグラード・グループ(V4、チェコ・ポーランド・ハンガリー・スロバキアの4カ国)首脳会議の開催を機に行われた。
V4にはハンガリーに約10万9000人、ポーランドに約4万6000人など合計約16万人の韓流ファンクラブがある。朴大統領は「音楽を通して両国がさらに親しくなり、韓国文化に対する関心も高まることに期待する」と述べた。
朴大統領はこれに先立ちチェコで開催されたV4首脳会議に出席した。ハンガリーとは3日(現地時間)の両国首脳会談の際に軍事秘密保護協定を締結した。朴大統領はチェコに続きハンガリー首脳にも韓国製汎用ヘリコプター「スリオン」購入を打診した。
また、朴大統領はV4の体制転換成功に言及し、「韓半島(朝鮮半島)の平和統一過程や、統一後の韓半島統合過程に意義深い示唆を与えている」と語った。韓国とV4は双方の「首脳協議体」発足でも事実上合意した。
V4の首脳らは今回、韓国にさまざまな関心を示した。スロバキアのロベルト・フィツォ首相は3日、会談で「『漢江の奇跡』の経験伝授に期待している。チェコの新空港プロジェクトに仁川国際空港建設の経験を持つ韓国企業が参加してほしい」と言った。
ポーランドのベアタ・シドゥウォ首相は「私も韓国製自動車を使っている。(韓国のピアニスト)チョ・ソンジンの演奏を直接聞く機会があったが、チョ・ソンジンの演奏とショパンの音楽が結び付いたように、両国の文化交流も深まることを望む」と述べた。朴大統領は5日午前に帰国する。