韓国から日本に渡ったコウノトリ、発信機の信号途絶える

韓国から日本に渡ったコウノトリ、発信機の信号途絶える

 韓国で放し飼いされ日本に渡ったオスのコウノトリ(今年生まれ、B02)の信号が、10日近くにわたって捕捉されていない。現地日本でも、このコウノトリを探すため大々的な捜索が行われているが、生死はまだ確認されていない。

 韓国教員大学コウノトリ生態研究院の朴是龍(パク・シリョン)教授は4日、NEWSISの電話インタビューに応じて「先月26日から位置追跡装置の信号が捕捉されていない。2日後に現地住民がコウノトリを目撃してはいるが、その後は生死が確認されていない」と語った。

 また朴教授は「位置追跡装置は太陽電池で動き、機械的な欠陥ではないとみられるが、太陽の光が届かない場所では充電できず、送信機の役割を果たせない。信号が捕捉できないのは、活動を停止したことを意味すると考えられる」と語った。

 さらに朴教授は「日本まで1077キロを休むことなく飛んだため体力が衰え、えさを取れずに死んだ可能性もある。日本の環境省でも、コウノトリを探すため島(沖永良部島)を中心に捜索活動を行っており、見つかったらすぐに連絡が来るだろう」と語った。

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