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人種・同性愛差別にテロ肯定、暴言ツイート続発のなぜ

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第140回】 2015年12月5日
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 「酔っているときに同性婚に関するマスコミ報道を見て、勢いで遊び半分に書き込んでしまった。同性愛は個人の自由で日頃関心がなく、差別するつもりもなかった」

 どーした鶴指。酔ってツイートなんて、言い訳まで坂本秀樹と同じだぞ。

 「知識、認識不足があった。(問題発覚後)同性愛で悩んでいる方が多くいると聞き、軽率な言動にざんげの念を抱いた。今後は、一層議員活動にまい進し、LGBT(性的少数者)にも理解を深め、市民に尽くす政治活動を行うことで償う」

 今後はツイッターを使用しないことも決めたそうだ。それも坂本秀樹と同じだぞ。何があったセンセイ(海老名市議会は今月三日の本会議で、鶴指(つるさし)市議に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決)。

 こうした認識不足勉強不足が市議を務めているのも不適切だが、今度は岐阜県技術検査課の男性主任が鶴指(つるさし)発言に呼応するかのような差別ツイートを繰り返した。

 〈同性愛は異常でしょ。だいたい、なんで同性愛者とかは自分の変態的異常性を公表したがるんだ?〉

 この男性は、プロフィール欄に「36歳某県庁職員。所謂、役人です」と自己紹介していたのだそうだ。県庁に通報があり、人事課が問い質したところ、こんなふうに釈明したのだとか。

 「匿名だと思っていた。公務員の発言として認識されるとは思っていなかった。申し訳ない」

 県庁の職員がこんなに脇が甘くて大丈夫なのかとも思うが、ツイート上の差別発言を削除した後、謝罪を投稿した。

 〈海老名市議の同性愛者に対する発言に関するツイートについて、一部に誤解を招く表現があり、公務員として相応しくないのではないかとの指摘がありましたので、指摘を真摯に受け止め、当該コメントを削除いたしました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。ご指摘ありがとうございました〉

 最後で「ご指摘」と書くなら文中も「ご指摘」にしたほうがいいが、この岐阜県庁にお勤めの技術検査課の主任サン、壇宿六(闇のキャンディーズ)こと坂本秀樹・新潟日報元報道部長の数々の暴言ツイートにも、鶴指真澄(つるさし・ますみ)海老名市議の同性愛者は異常者ツイートにも負けないトンデモツイートを過去に繰り返していたことが判明した。

 鶴指(つるさし)市議と同じで、よほど同性愛者がお嫌いなのか、渋谷区の「同性パートナーシップ条例」をこう批判する。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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