青森県の「蕪嶋神社」が全焼し、嘆きの声が殺到している。
社殿などが全焼
5日の早朝、青森県八戸市の「蕪嶋神社」で火災があり社殿などが全焼した。
青森県警八戸署は、放火の可能性もあるとみて調べている。
けが人はなし
5日午前4時25分頃、八戸消防本部に警備会社から「蕪嶋神社で感知器により火災信号を受信した」という通報があった。
約5時間後に鎮火。けが人はいなかったが、木造の社殿など約280平方メートルが全焼した。
警察官が放水前に確認したところ、戸締りはされていたという。
700年以上の歴史のある神社
蕪嶋神社は、永仁4年(1296年)に海中から浮かび上がってきた弁財天の尊像御鏡を祀ったのが由来と伝えられている歴史のある神社。
蕪島は以前は離島だったが、1943年から埋め立て工事が行われ陸続きとなった。
神社が建っている蕪島はウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されており、観光地としても知られている。
津波被害を免れる
2011年3月11日、東日本大震災による津波で八戸市は大きな被害を受けた。
八戸市「東日本大震災八戸市の記録」HP
蕪島にも猛烈な勢いで津波が押し寄せたが神社は被害を免れ、蕪島は2013年に三陸復興国立公園の一部に指定された。
ネット上には嘆きの声が殺到
蕪嶋神社の全焼を受けて、ネット上には多くの反響がよせられている。
他にも「神奈川出身者にとって江ノ島弁財天全焼くらいのショック」「復興の大きな支えだったのに酷い」など、悲しみと怒りの声が多数投稿されていた。
出典元:蕪嶋神社 - 蕪嶋
出典元:ウミネコ繁殖地の蕪島、蕪嶋神社が全焼 放火の可能性も - 朝日新聞(11/5)
出典元:ウミネコ繁殖地の蕪島、青森の蕪嶋神社で火事 - 産経ニュース(11/5)
出典元:東日本大震災 八戸市の記録 - 八戸市
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