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11月5日を「世界津波の日」決議を採択12月5日 7時43分
東日本大震災を受けて制定された「津波防災の日」の11月5日を「世界津波の日」と定め、国際社会が津波の危険性を共有し被害を減らしていこうという、日本が提案した決議案が、国連総会の委員会で全会一致で採択されました。
国連総会の第2委員会では4日、東日本大震災のあと制定された「津波防災の日」の11月5日を「世界津波の日」と定める、日本が提出した決議案の採決が行われました。
決議案は、国連の新たな開発目標が自然災害の被害を減らすことを目指しているとして、津波の被害を減らすため、各国が早期警報システムなどを整備する重要性を強調し、11月5日を津波への備えを啓発する国際デーとするとしています。
決議案は、これまで津波の被害を受けてきた東南アジアや南アメリカを中心に140を超える国も共同で提案し、決議は全会一致で採択されました。委員会での採択に続いて、決議は今月中に国連総会でも採択され、来年以降、11月5日が正式に「世界津波の日」となる見通しです。
国連日本代表部の吉川元偉大使は、「日本としては、来年11月5日に向けて、津波の正しい知識があれば人命を守り被害を減らすことができることを訴えながら、各地で啓発活動を展開したい」と述べ、決議の意義を強調しました。
決議案は、国連の新たな開発目標が自然災害の被害を減らすことを目指しているとして、津波の被害を減らすため、各国が早期警報システムなどを整備する重要性を強調し、11月5日を津波への備えを啓発する国際デーとするとしています。
決議案は、これまで津波の被害を受けてきた東南アジアや南アメリカを中心に140を超える国も共同で提案し、決議は全会一致で採択されました。委員会での採択に続いて、決議は今月中に国連総会でも採択され、来年以降、11月5日が正式に「世界津波の日」となる見通しです。
国連日本代表部の吉川元偉大使は、「日本としては、来年11月5日に向けて、津波の正しい知識があれば人命を守り被害を減らすことができることを訴えながら、各地で啓発活動を展開したい」と述べ、決議の意義を強調しました。
首相「大変意義深いものだ」
安倍総理大臣は、「11月5日を『世界津波の日』として制定し、津波の脅威と対策について理解と関心を深めることを目的とした今回の決議の採択は、大変意義深いものだ。日本としては、ことし3月に仙台市で第3回国連防災世界会議を開催するなど、防災分野での国際社会の議論を主導してきた。わが国が培った防災の知見や経験をいかし、今後ともより強じんな国際社会の構築に貢献していく」というコメントを発表しました。