最近のモットーです。
金にならないことをしよう。
うちはおかげさまで事業規模が伸びてまして、2016年は売上2,500万円くらいまで伸びそうです。めざせ年商1億。限界集落から作りますよ。
で、思うのは、お金にならないことをしたいんですよ。積極的に。
今取り組んでいる「アシスタント制度」もとい「ブログ書生」はそのひとつで、別にお金になっていません。現在4人の方に生活費を与えて、ブログを更新してもらったり、空き家を開拓してもらったり、事業を立ち上げてもらっています。みんな勝手に頑張ってください。ベーシックインカムは俺が出す!
直感的にですが、これからは「お金にならないことを全力でやってみる」のが重要だと思うんです。
より正確には、「お金にならないことを全力でやってみる」ことが「影響力の最大化につながる」のです。
というのも、お金にならないことって、基本的には誰もやらないんですよ。「ブログ書生」とかやろうとするのは、みたいな酔狂な人だけです。お金になりませんし、ある程度のお金がないとできませんから。
「高知に来て修行したい!」と言ってくれる若者がたくさんいるので、もっと頑張って稼がないとのう。来年は「ブログ書生」プログラムも本格的に作り込みますよ〜。高知で1年、ぼくが生活費出すんで自分のブログメディア育ててください的な企画。
— イケダハヤト (@IHayato) 2015, 11月 30
でも、だからこそ、やる価値があるんです。
なぜか。影響力を獲得するには、「誰もやらないことをやる」のが、手っ取り早いからです。
歴史を見ればそれは明らかで、歴史上、高い影響力を手にした人々は、誰もが「他の人はやらなかったことに取り組んだ」のですよ。誰でもいいです。ピカソはわかりやすいですね。ああいう絵を描いたのは、ピカソが初めてでした。だから、彼は評価を受けたのです。
ぼくが大好きな作曲家、マーラーも同じです。彼のような音楽を作った人は、歴史上いませんでした。ゆえに、彼は当時の音楽シーンから強烈にバッシングされ、風刺されます。1円の得にもなりません。でも、だから、歴史的な人物として残っているわけですね。
資本主義の最中にあって、「誰もやらないこと」というのは「金にならないこと」です。お金になることはみんなやってます。そりゃそうです。お金は大切ですから。
だから、金にならないことをするべきなのです。ぼくは引き続き、金にならないことを積極的にしていきます。
で、それによって影響力を拡大します。
すると、面白いことに、お金も増えていきます。資本主義下において、影響力は貴重な資源だからです。
で、お金を稼いだら、また金にならないことに投下していきます。んで影響力を拡大し、お金に換え、金にならないことをしていく…というサイクルが描けます。
常にフロンティアを求める資本主義はこのようにアップデートされていく、というのがぼくの世界観です。
重要なのは「影響力」はお金に勝る資本だということです。お金よりも希少であり、お金を生み出す力もあります。
影響力をどう拡大し、どう使うか、これが面白いテーマなのですよ。