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15歳未満の男児 脳死判定され臓器提供へ
11月29日 19時13分

15歳未満の男児 脳死判定され臓器提供へ
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宮崎県内の病院で治療を受けていた15歳未満の男の子が29日、脳死と判定され、臓器の提供に向けた準備が進められています。5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは9人目です。
日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死と判定されたのは宮崎県の都城市郡医師会病院で治療を受けていた10代前半の男の子です。家族が臓器移植ネットワークのコーディネーターから説明を受けて27日、脳死段階での臓器の提供を承諾し29日午前11時半すぎ脳死と判定されたということです。
提供を承諾した理由について男の子の両親は、「1人でも多くの人が助かり元気になるのならば喜ばしいことです。何もなくなるよりはどこかで生きていてほしい」と話したということです。
日本臓器移植ネットワークによりますと、提供された臓器は、心臓が東京大学附属病院で10代の男性に、肺が岡山大学病院で10代の女性に、肝臓が京都大学附属病院で10代の女性に、片方の腎臓とすい臓が大阪大学附属病院で40代の女性に、もう片方の腎臓が宮崎県立宮崎病院で60代の女性にそれぞれ移植される予定です。
5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは9人目です。

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