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米中 サイバー犯罪対応策巡り初のハイレベル対話へ
11月29日 21時40分

米中 サイバー犯罪対応策巡り初のハイレベル対話へ
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中国政府は、アメリカ政府とサイバー犯罪についての対応策を話し合う初めてのハイレベル対話を今週、アメリカで行うと発表し、米中双方ともサイバーセキュリティーを巡る対立が先鋭化することを避けたいねらいとみられます。
これは中国国営の新華社通信が29日伝えたもので、サイバー犯罪の取締りに当たる郭声※コン国務委員兼公安相が29日から来月3日までアメリカを訪問し、国土安全保障省のジョンソン長官らとの間でサイバー犯罪についての対応策を話し合う初めてのハイレベル対話を行うということです。
サイバーセキュリティーの問題を巡って、アメリカは中国に対する懸念を強めており、ことし9月にオバマ大統領が習近平国家主席と首脳会談を行った際にこの問題を取り上げ、その結果、ハッキングで企業秘密などの知的財産を盗む行為はしないことで一致したほか、この問題を話し合うハイレベルの対話を年内に行うことで合意していました。
初めてのハイレベル対話は米中双方ともに、サイバーセキュリティーを巡る対立がこれ以上、先鋭化することを避けたいねらいですが、アメリカ国内ではサイバー犯罪を巡る中国との合意の実効性に懐疑的な見方が少なくなく、話し合いでは双方の厳しいやり取りも予想されます。
※コンは「王」ヘンに「昆」。

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