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ロシア新宇宙基地 建設会社が受注工事行わず
11月29日 21時32分

ロシア新宇宙基地 建設会社が受注工事行わず
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ロシアが宇宙大国としての存在感を示すため、建設に力を入れている新しい宇宙基地で、建設会社の1つが受注した工事を行っていなかったことが明らかになり、基地の完成のさらなる遅れで、宇宙開発計画に影響が出かねない事態となっています。
ロシアは、ソビエト時代から使用してきた隣国カザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地に代わる新しい宇宙開発の拠点として、4年前から極東のアムール州でボストーチヌイ宇宙基地の建設を進めています。
ロシアの捜査当局は、29日、この基地の建設に携わっているモスクワの建設会社が受注した工事を行っていなかったなどとして、47歳の社長を逮捕したと発表しました。この基地を巡っては、工事を受注したほかの複数の建設会社も同じような不正が発覚するなど建設が遅れていて、プーチン大統領は先月、最初のロケットの打ち上げ時期を目標としていた年内から来年春に延期しました。
ロシアとしては最新の宇宙基地を自国内に持つことで、宇宙大国としての存在感を世界にアピールしたい考えですが、相次ぐ不正の発覚と基地の完成のさらなる遅れで、今後の宇宙開発計画に影響が出かねない事態となっています。

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