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英でシリア空爆反対デモ 賛否分かれる
11月29日 7時38分

英でシリア空爆反対デモ 賛否分かれる
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イギリスでは、フランスの同時テロ事件を受けてキャメロン首相が過激派組織IS=イスラミックステートに対する空爆の範囲をイラクからシリアに広げる計画を示していることに反対するデモが行われる一方、空爆を支持する意見も多く、賛否が分かれています。
イギリスのキャメロン首相は、フランスの同時テロ事件を受けて、これまでイラクに限ってきた過激派組織ISに対する空爆をシリアに広げる計画を議会に示していて、28日も「わが国と国民、それにヨーロッパの安全を守るため、今こそ行動を起こさなくてはならない」と強調しました。
こうした動きについて、ロンドンの首相官邸前では、反対する市民が「シリアを空爆するな」と書かれたプラカードを掲げてデモを行いました。参加した女性は「空爆はイギリスを守ることにはならず、イラク戦争のあとのように、ここを狙いに来るテロリストが増えるだけです」と話していました。
ただ、世論調査ではイギリスがアメリカやフランスなどと共にシリアでも空爆を行うことを支持する意見が60%近くを占め、市民からは「すでにイラクでは空爆をしているのになぜシリアではだめなのでしょうか。ISは両方の国にいます」などといった声も出ていて、賛否が分かれています。
イギリスのメディアは、これまで空爆の拡大に慎重だった与野党の議員も多くが賛成に回ったことから、キャメロン首相は近く議会での採決に踏み切る見通しだと伝えています。

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