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 米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は2日の講演で、米国経済の状況について「雇用の改善が続くという我々の想定と一致している」と述べ、今月中に利上げに踏み切る可能性を改めて示唆した。

 イエレン氏はかねて、雇用の改善が続き、物価上昇率が「年2%」の目標に近づくとの自信が持てれば、年内の利上げが適当との見方を示してきた。講演では明言を避けたものの、金融政策を決める今月15、16日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性を強調した形だ。