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米 銃乱射事件 FBI“テロとして捜査”12月5日 6時02分
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アメリカのカリフォルニア州で男女2人が銃を乱射して14人が殺害された事件で、FBI=連邦捜査局は、容疑者がテロの捜査対象となっていた人物と連絡を取っていたことやフェイスブック上で過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓っていたことを明らかにしたうえで、テロの疑いで捜査していく方針を示しました。
この事件はカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のサンバーナディーノで2日、男女2人が障害者の支援施設で銃を乱射し、14人が死亡、21人がけがをしたものです。現場から逃走したサンバーナディーノ郡の職員のサイード・ファルーク容疑者(28)と、ファルーク容疑者の妻のタシュフィーン・マリク容疑者(27)の2人が警察との銃撃戦の末、射殺されました。
FBIは4日、記者会見を行い、容疑者がアメリカ国内でテロの捜査対象となっていた人物と電話でやり取りをしていたことを明らかにし、今回の事件をテロとして捜査していく方針を初めて示しました。また、FBIは、マリク容疑者が犯行当時、フェイスブック上で過激派組織ISに忠誠を誓う投稿をしていたことも明らかにしたうえで、自宅付近のゴミ箱から見つかった2つの携帯電話を調べるなどして通信記録の分析を行い、国内外の組織とのつながりがあったのかなどを調べるとしています。
容疑者の関係先からは大量の武器や爆弾が見つかっていることもあり、捜査当局は容疑者の思想的な背景を調べています。
FBIは4日、記者会見を行い、容疑者がアメリカ国内でテロの捜査対象となっていた人物と電話でやり取りをしていたことを明らかにし、今回の事件をテロとして捜査していく方針を初めて示しました。また、FBIは、マリク容疑者が犯行当時、フェイスブック上で過激派組織ISに忠誠を誓う投稿をしていたことも明らかにしたうえで、自宅付近のゴミ箱から見つかった2つの携帯電話を調べるなどして通信記録の分析を行い、国内外の組織とのつながりがあったのかなどを調べるとしています。
容疑者の関係先からは大量の武器や爆弾が見つかっていることもあり、捜査当局は容疑者の思想的な背景を調べています。
容疑者の自宅内部を公開
銃撃事件が起きたサンバーナディーノにある容疑者が暮らしていた住宅は、4日朝、周囲の規制線が解除され、住宅の所有者が内部を報道陣に公開しました。
室内にはイスラム教の聖典コーランが置かれていて、イスラム教徒とみられる容疑者2人の信仰をうかがわせたほか、警察が捜索を行った際に押収した証拠品のリストとみられる文書が残され、「ライフルの照準器」や「銃弾」などのことばが記されていました。
容疑者が暮らしていた住宅の内部が公開されるのは異例ですが、所有者の男性は、警察から許可を得たうえで、公開したとしています。
所有者の男性は、「非常にショックを受けている。容疑者たちとはことし5月から契約しているがしっかりとして礼儀正しい印象で、不審な点も見あたらなかった。ここ数か月は会っていないが、家賃も毎月、支払われていた。この中に爆発物があったとは、今も信じられない」と話していました。
室内にはイスラム教の聖典コーランが置かれていて、イスラム教徒とみられる容疑者2人の信仰をうかがわせたほか、警察が捜索を行った際に押収した証拠品のリストとみられる文書が残され、「ライフルの照準器」や「銃弾」などのことばが記されていました。
容疑者が暮らしていた住宅の内部が公開されるのは異例ですが、所有者の男性は、警察から許可を得たうえで、公開したとしています。
所有者の男性は、「非常にショックを受けている。容疑者たちとはことし5月から契約しているがしっかりとして礼儀正しい印象で、不審な点も見あたらなかった。ここ数か月は会っていないが、家賃も毎月、支払われていた。この中に爆発物があったとは、今も信じられない」と話していました。