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中国 株価急変動の抑制策を来月導入
12月4日 21時59分

中国・上海の証券取引所などは、ことし6月以降、株価が大幅に下落したことなどを受けて、株価の急な変動を抑えるため変動の幅が一定の水準を越えると売買を自動的に停止する制度を来月から導入すると発表しました。
中国にある上海の深セン※の証券取引所などは4日、株価の急な変動を抑えるため変動の幅が一定の水準を越えると売買を自動的に中断する「サーキットブレーカー」と呼ばれる制度を来月1日から導入すると発表しました。
具体的には、上海と深セン※の2つの株式市場に上場する主要な300銘柄で作る株価指数「CSI300指数」が、1日で5%変動した場合にはすべての銘柄の取り引きを15分間停止し、7%変動した場合には、その時点で
その日の取り引きを停止するということです。
今回の制度は、中国の株式市場でことし6月から8月にかけて株価が大幅に下落したことを受けて導入されたもので、上海と深セン※の証券取引所などは、「株価が急激に下落した際には、市場に冷静になる時間を与える必要がある」としています。
市場関係者は、「中国では個人投資家の割合が高いこともあり、株価が下落する局面では投資家の間で不安が広がり売りが売りを呼ぶ展開になりやすいことから、制度の導入は株価の急な変動に一定の歯止めをかける効果が見込めるのではないか」と話しています。
※センは、土へんに川。

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